ヴァイオレット・エヴァーガーデンの結末は原作・テレビ・映画で異なる?

ヴァイオレット・エヴァーガーデンの原作・テレビ・映画の違いをまとめました。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンのイライラするポイントまとめギルベルト少佐は生きている?結婚して子供がいる?

ヴァイオレット・エヴァーガーデンの原作の特徴

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の原作小説は2015年12月から出版された上下巻と外伝2巻で構成されており、ストーリーとしては上下巻で完結し外伝にて過去談後日談が描かれています。

上下巻ではヴァイオレットの自動手記人形としての活躍を描きながら、徐々にヴァイオレットたちの過去にも焦点を当ててストーリーが展開されていきます。

二人の再会

下巻のラストでは、長い戦争が終わり和平を結んだ証として大陸の北と南をつなぐ列車の開通時にある事件が起きます。

ヴァイオレットが乗っていた列車が和平反対派の武装集団によって乗っ取られるという事件です。

高い戦闘力を誇るヴァイオレットが一人でその制圧にあたるも、騎士団長という男にギルベルト少佐からもらったエメラルドのブローチを奪われたことでピンチに陥ってしまいます。

左腕も壊され絶体絶命の状況で死を覚悟するヴァイオレットでしたが、そこに颯爽と現れたギルベルト少佐がヴァイオレットを救うのでした。

やっと再会できたギルベルト少佐にヴァイオレットは「どこにもいかないでください」「あなたの傍にいたいのです」と今まで伝えることができなかった想いを言葉にします。

ヴァイオレットのためを思い見守ることを選んだはずのギルベルト少佐も、この言葉を受けて「どこにもいかない、傍にいる」とヴァイオレットの想いに応えるのでした。

後日談が描かれている外伝がある

2020年4月に出版された外伝では二人が再会した後の後日談が描かれています。

変わらずに自動手記人形として活躍しているヴァイオレットですが、互いに仕事が忙しいことや二人とも恋愛初心者なため、ギルベルト少佐との仲は少しずつしか進展していない様子です。

外伝の最後では、ようやく恋愛としての愛について理解したヴァイオレットとギルベルト少佐が愛を誓いあう感動的な場面が描かれ、やっと本当の意味で恋人になることができました。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンのテレビシリーズの特徴

2018年1月から放送開始された『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のテレビシリーズは、7話まではほぼアニメオリジナルのストーリーが描かれています。

原作小説よりもヴァイオレットの過去を丁寧に描いており、主要な登場人物たちも一部以外はアニメオリジナルのキャラクターになっています。

ギルベルト少佐の安否は不明

アニメの最終話では原作小説と同じく列車の乗っ取り事件が発生しますが、原作小説とは異なりギルベルト少佐の助けなく解決し、ギルベルト少佐の安否も不明なままとなっています。

「ギルベルト少佐は亡くなった」と聞かされているヴァイオレットですが、きっとどこかで生きていると信じギルベルト少佐に手紙を書きます。

今まで感情の分からなかったヴァイオレットが「愛してるも少しはわかるのです」と綴り、ヴァイオレットの成長を感じることができる感動的なエンディングを迎えます。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンの映画の特徴

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の劇場版は2019年9月と2020年9月に公開された2作品が存在します。

1作品目は外伝としてアニメの時間軸内での出来事であるヴァイオレットの自動手記人形としての活躍が描かれ、2作品目はアニメシリーズの続編として物語の結末が描かれます。

劇場版2作品目の結末

一通の差出人不明の手紙の筆跡がギルベルト少佐のものに酷似していることが判明し、ヴァイオレットはとある孤島に向かいます。

その孤島で過去を捨て別人として生きるギルベルト少佐と再会を果たすヴァイオレットでしたが、ギルベルト少佐はそんなヴァイオレットを拒絶します。

ヴァイオレットを戦場で戦わせたことを後悔していたギルベルト少佐は、自分はヴァイオレットの傍にいない方がいいと思いヴァイオレットを突き放したのです。

ヴァイオレットはそんなギルベルト少佐の意思を汲んで別れを決意し、自分の気持ちを手紙に託して孤島を去ろうとします。

しかしヴァイオレットの真っ直ぐな気持ちが綴られた手紙がギルベルト少佐の心を動かしたことで、ギルベルト少佐はヴァイオレットに隠していた想いを告白し二人は心を通じ合わせるのでした。

その後ヴァイオレットはCH郵便局を退職し、孤島にてギルベルト少佐と「幸せになろう」と指切りをして物語はエンディングを迎えます。

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