ワンピースの感動シーンランキングTop20

今回は、『ワンピース』の感動シーンランキングを考察していきたいと思います。

これまで数多くの名場面が描かれてきました。

そしてそれは、物語の重要なポイントになり、読者の心に残っているものが多いと思います。

そんな感動のシーンTop20をランキングで発表していきます。

20位 ウソップ海賊団を!!!解散する!!!!

ワンピースの感動シーンランキングTop20

出典:ONEPIECE

東の海(イーストブルー)、シロップ村で暮らしていたウソップ。

ウソップは、村の少年、たまねぎ、にんじん、ピーマンとウソップ海賊団を結成して、毎日のように遊んでいました。

そんなある日、ルフィたちと共闘して、本物の海賊であるキャプテンクロと戦い、勝利します。

その経験をきっかけにして、本物の海賊として、勇敢な海の戦士になるために、船出を決意します。

ウソップは、たまねぎ、にんじん、ピーマンを呼び出してウソップ海賊団を解散する旨を伝えました。

これまで共に過ごしてきた日々を突然終わりを迎え、お別れしなければならないのです。

そんな友との別れのシーンは感動を呼びました。

19位 ブルックとラブーン

ワンピースの感動シーンランキングTop20

出典:ONEPIECE

スリラバークで出会った動く骸骨、ブルック。

ブルックには、ルフィたちとある共通点を持っていました。

それは、双子岬にいる大きなクジラ、ラブーンのことを知っていることです。

偉大なる航路(グランドライン)に入ってすぐのところに位置する双子岬。

ルフィたちは、そこでラブーンに出会います。

ラブーンは昔、海賊たちと共に偉大なる航路(グランドライン)に入り、その海賊たちに世界一周して戻ってくるまで待っていてくれと言われていたのでした。

しかし、海賊たちは一向に帰ってくる気配はありません。

いつしかラブーンは赤い土の大陸(レッドライン)に頭を打ち付けて、海賊たちを探しに行こうとし始めました。

そんな自殺行為を見て、ルフィは今度こそ世界一周して帰ってくることを約束しました。

実は、そのラブーンと共に偉大なる航路(グランドライン)に入ってきたのが、ブルックが所属する海賊団だったのです。

ブルックたちは、航海の途中、敵との戦闘に敗れ、全滅してしまいました。

しかし、ブルックのヨミヨミの実の力で、もう一度蘇ったのです。

 

ルフィたちからラブーンのことを聞いて、涙を流すブルック。

何としても世界一周して、ラブーンと再会することを改めて決意してブルックは、麦わらの一味に加入しました。

18位 あんたの幸せも考えたらダメですか!!!?

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出典:ONEPIECE

エニエスロビーにて、ルフィたちとともに、ロビン奪還を強力したフランキー。

世界政府に喧嘩を売り、CP9を全員倒したことで、麦わらの一味全員とフランキーにも懸賞金を懸けられてしまいました。

そしてフランキーの夢は、宝樹アダムでどんな海でも超えていく夢の船を作り、その船に乗り込むことです。

しかしそんなフランキーの夢を叶えられない理由がありました。

 

フランキーの船大工としての師匠は、魚人族のトムでした。

トムの元で、アイスバーグとともに弟子として働く日々を送っていました。

トムは偉大な人物で、ゴール・D・ロジャーの船、オーロジャクソン号を作った人物です。

そんなトムはロジャーの海賊としての活動に加担し、船を作ったという罪を言い渡されます。

しかしトムは、当時活気のなかったウォーターセブンを活気づけて、景気をよくするために、近隣の島々を繋げ、物資の輸送や人の移動がしやすいように、海列車を作る計画があることを話し、10年の猶予が与えられました。

その10年の間に、海列車を完成させ、ウォーターセブンには活気が戻り、裁判でも無罪が言い渡されると誰もが思っていました。

そんな再判決の日、フランキーが趣味で作っていた船が、何者かの手によって、操縦され、町を攻撃し始めました。

その犯人に仕立て上げられたトム、アイスバーグ、フランキー。

海列車の功績によって、何か一つ罪を償えるのならば、フランキーの船が、町を攻撃した罪を償いたいと裁判官に懇願し、ロジャーの船を造船した罪でトムは、連行されてしまいました。

トムが連行されてしまったのは、自分のせいだと、罪の意識を感じているフランキーは、自分には海に出て夢を追う資格はないと感じていたのです。

 

しかし今や賞金首になってしまいました。

このままルフィたちとともに旅を出て夢を追う方が、フランキーのためになると誰もが感じていました。

フランキー一家の人間たちは、フランキーを説得しますが、フランキーはなかなかそれに応じてくれません。

そしてフランキー一家のザンパイがフランキーに話します。

あんたの幸せも考えたらダメですか!!!?

アイスバーグも自分を許してやれと言葉をかけました。

この言葉で今まで背負っていた重荷が軽くなり、フランキーは麦わらの一味への加入を決意しました。

17位 ごめーん!!!!

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出典:ONEPIECE

エニエスロビーでのCP9との戦いを終え、ロビンを無事奪還できた麦わらの一味。

しばしの休息後、新しい船も手に入れて、出航することになりました。

そこにウソップの姿はありません。

 

今回の1件、理由は何であれ、ウソップは麦わらの一味を一度抜けました。

これからの冒険で、簡単に一味を抜けるような人間と冒険していける訳もないため、ウソップから謝罪の言葉がない限りは、一味に入れないという決断を下していました。

出航している船を見て慌てるウソップは、ルフィたちにあらかじめ考えていた言葉を並べます。

しかしルフィたちは、謝罪の言葉ではない限り、ウソップの方を見向きもしません。

そんなウソップも焦ってしまい、あきらめかけたかと思いきや、最後の最後にやっとある言葉を発しました。

ごめーん!!!!意地はってごべーーーーーん!!!おれが悪がったァーー!!!!今更みっともねェんだけども!!!おれ一味をやめるって言ったけど!!!アレ…!!!取り消すわけにはいかねェがなァー!!!もう一度…!!!おれを仲間に入れてくれェ!!!!

素直に謝罪の言葉を述べたウソップにルフィは手を差し伸べました。

16位 バカな息子をそれでも愛そう

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出典:ONEPIECE

エースを助けるために勃発した白ひげ海賊団と海軍による、頂上戦争。

白ひげ海賊団側には、様々な傘下の海賊団たちも駆けつけていました。

その中の一人、大渦蜘蛛のスクアード。

海軍側の作戦により、赤犬がスクアードにウソの情報を流しました。

それは、エースを救出したら、白ひげは、傘下の海賊団を見捨て、白ひげとエースが助かるのはすでに決定事項であるという情報でした。

現に、戦況としては、傘下の海賊団ばかりが攻撃され、白ひげ海賊団は攻撃されていませんでした。

このウソの情報に踊らされてしまったスクアードは、白ひげの元へ向かい、白ひげを突き刺してしまいます。

スクアードの裏切り行為に騒然とする一同でしたが、海軍側の作戦に踊らされたのを知り、スクアードを抱きしめます。

バカな息子をそれでも愛そう…

仲間思いで家族が欲しいと願っていた白ひげ。

そんな白ひげの思いが伝わり、疑心暗鬼になっていた他の傘下の海賊たちからの信頼を取り戻すことのできるこの行為はなかなかできることではありません。

白ひげの器の大きさがよくわかるシーンでした。

15位 ルフィvsウソップ

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出典:ONEPIECE

空島での冒険を終え、青海へ戻ってきた麦わらの一味が目指す次の目的地は、水の都、ウォーターセブン。

空島で手に入れた大量の黄金(3憶ベリー)で麦わらの一味の船、ゴーイングメリー号を修理することになりました。

ウソップが仲間に加入してからウォーターセブン編までの長い麦わらの一味の航海を支えてきたゴーイングメリー号。

これまで船大工もおらず、まともなメンテナンスも受けていなかったメリー号を修理し、メンテナンスをするために、あわよくば船大工も見つけたいところです。

 

ウォーターセブンでは、造船業が盛んで、レベルの高い造船技師たちが大勢います。

そんな造船技師たちにメリー号を見てもらった結果は、修理不可。

船の命とも言える、竜骨が傷ついてしまったのです。

船を乗り換えることを勧められました。

これまで一緒に旅をしてきた仲間を簡単には切り捨てられないという思いから、ルフィも反発しますが、船員の命を預かる身として、船長としての判断を問われてしまいます。

 

すると、ウソップがいなくなってしまいました。

辺りを探すとボロボロになったウソップが見つかります。

ウソップが持っていた3億ベリーが盗まれたのです。

犯人はフランキー一家の人間たちでした。

お金を盗まれたことよりも仲間を傷つけられたことに怒りを覚えた、麦わらの一味のルフィ、ゾロ、サンジ、チョッパーは、フランキー一家のアジトである、フランキーハウスに乗り込みます。

ボスのフランキーは、金を持って出掛けており、不在だったものの、他の部下たちや建物を破壊し、ウソップの仇を取って帰ってきます。

 

ゴーイングメリー号で傷を癒し、目を覚ましたウソップ。

気付くとルフィたちが、新しい船に乗り換えることにしたと話しており、驚きを隠せません。

自分が大金を盗まれたから、自分が弱いせいで船を修理できなかったのかとルフィに問います。

これまで共に旅をしてきた仲間を乗り換えて、切り捨てるなんてできないという思いが強かったのでしょう。

ルフィもウソップも徐々にヒートアップしていきます。

そんなにおれのやり方が気に入らねェんなら今すぐこの船から…

このルフィの言葉を遮るように、サンジがルフィを蹴飛ばします。

滅多なこと口にするもんじゃねェぞ!!!

ルフィもサンジから喝を入れられ、言い過ぎたと反省しますが、ウソップはそれがルフィの本音なんだと、ルフィたちの化け物じみた強さには、ついていけないと思っていたと言い、麦わらの一味を抜けることを決意しました。

そしてルフィに決闘を申し込みます。

 

決闘の時刻。

ウソップは、ルフィの元へ再びやってきます。

始めこそ、ウソップのペースで戦闘は進んでいきますが、さすがのウソップもルフィには敵いません。

ルフィの力の前に倒れてしまいます。

こうしてウソップは敗北しますが、ルフィたちは船を乗り換えて、今後も冒険をしていきます。

メリー号は、ウソップに渡し、自分たちは、メリー号を後にしました。

 

戦いたくもない仲間と戦わなければいけない、どう決断し、どう行動することが正しいのか。

重い…!!!!

 

船長としての決断、仲間を失うということ、それらがルフィに重く乗りかかります。

14位 サニー号に帰りたい……!!!

出典:ONEPIECEドレスローザ編にて、二手に分かれることになった麦わらの一味。

サンジ、ナミ、チョッパー、ブルックはモモの助を連れて、次の目的地であるゾウに先に行くことになります。

次の目的地、ゾウとは、文字通り、巨大の象です。

1000年生きていると言われる象は象主(ズニーシャ)と呼ばれ、その背中に国を築き、暮らしている種族がいます。

それがモコモ公国に暮らすミンク族です。

モコモ公国へ向かう直前、ドレスローザにて、ビッグマムの船と遭遇していたサンジたち。

なんとかうまく撒いて、逃げ切れたと思われていましたが、後を付けられ、モコモ公国まで辿り着かれてしまいました。

ビッグマムの船に乗っていたのは、ビッグマム海賊団の戦闘員であるペコムズと傘下の海賊団であるカポネ・ベッジでした。

彼らは、シーザーとサンジの身柄を回収するために、モコモ公国まで後をつけてきました。

 

ビッグマムの娘とヴィンスモーク家による政略結婚。

それが彼らの目的です。

ヴィンスモーク家とは北の海(ノースブルー)では有名な家系で人殺しの一族です。

そのヴィンスモーク家の血を引いているのがサンジでした。

ヴィンスモーク家は、ビッグマム海賊団との政略結婚で大きな戦力を手にするため、昔捨てたサンジを政略結婚させることにしたのです。

他の麦わらの一味の仲間たちには、自分がヴィンスモーク家の人間であること、政略結婚させられそうになっていることは無関係です。

自らの力でなんとかしようと他の仲間たちを置いて一人、ビッグマムの元へ向かいます。

 

ドフラミンゴとの戦いを終えて、後から駆け付けたルフィたちにもサンジの話が伝わり、サンジ奪還のためにルフィたちもビッグマムの元へ向かいます。

なんとかビッグマムの住むホールケーキアイランドに潜入することができますが、やっと出会えたサンジから、もう麦わらの一味には戻らないと付き離されるのでした。

海賊王になれるかもわからない、貧乏な麦わらの一味にいるより、海賊王にも近く、力もあり、金もあるビッグマム海賊団の船にいる方が幸せだと本心ではないことを言うサンジ。

ルフィは、それが本心ではないと分かった上で、サンジからの攻撃を受け自身は手を出しません。

旅はまだ途中だぞ!!!おれのこと蹴るだけ蹴っても!!痛ェのはお前だろ!!!お前はおれの船のコックだから!!おれはお前の作ったメシしか食わねェ!!!必ず戻って来い!!サンジ……お前がいねえと…!!おれは海賊王になれねェ!!!!

ルフィはサンジのことを引き止めますが、サンジは止まりませんでした。

そんなサンジは、ルフィの言葉に涙を流します。

 

サンジにとって、ヴィンスモーク家には何の思い入れもありません。

ヴィンスモーク家との縁を切り、政略結婚を断り、麦わらの一味に早く戻りたいと思っています。

しかし、ビッグマムやヴィンスモーク家は、結婚を断れないようにするために、東の海(イーストブルー)にあるサンジも働いていた海上レストラン、バラティエを人質にしていたのです。

また仮に結婚から逃れられたとして、今度は麦わらの一味がビッグマムから狙われてしまいます。

逃げられないように、爆弾つきの手錠までかけられた状態です。

サンジは、逃げ出したくても逃げられませんでした。

こうして、やむを得ず、サンジは、ビッグマムの娘のプリンと結婚を決意するのです。

そんなプリンに自身が作った弁当を食べてもらおうと持っていくサンジ。

ここでプリンがまさかの裏切りを見せます。

 

今回のシャーロット家とヴィンスモーク家の政略結婚は仕組まれたもので、ビッグマムたちは、サンジを含めて、ヴィンスモーク家を生きて帰すつもりはなかったのです。

ビッグマムの目的は、ヴィンスモーク家の持つ科学力を手に入れ、戦力を上げることでした。

力さえ手に入れば、ヴィンスモーク家の存在などどうでもよかったのです。

 

助けに来てくれたルフィを見捨て、自分の夢も何もかも捨て、残された道は、プリンと結婚をして幸せな道を歩むことしか残されていませんでした。

そんな唯一の希望も砕かれ、信じられるものがなくなったサンジ。

ゼフの命を狙われている状況で、ルフィの元へは帰れないと悩みに悩みますが、ビッグマム海賊団のボビンに弁当を触られたことで、ボビンを倒してしまいます。

そんな衝動的な行動からそのまま弁当を持ってルフィと別れた場所に向かいました。

まだ待っているかもしれない、そんな少しの希望を持って向かうとそこには何も食べず、弱って倒れたルフィの姿がありました。

散々蹴り飛ばして、ルフィたちを突き放したのにも関わらず、ルフィはまだ約束の場所でサンジ以外の食べ物を食べずに待っていたのです。

13位 命がもったいだいっ!!!!

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出典:ONEPIECE

白ひげ海賊団と海軍が繰り広げる頂上戦争。

ポートガス・D・エースは赤犬によって殺され、マーシャル・D・ティーチの参戦によって、白ひげも殺され、グラグラの実の能力も奪われてしまいました。

海軍にとって、当初の目的であったエースの処刑は終わり、白ひげの討伐にも成功したのにも関わらず、戦争は終わりません。

戦意を失い崩れていく、白ひげ海賊団。

そんな白ひげ海賊団たちを追い詰めていく海軍。

目的は果たされたのに、戦い続けて、両軍の兵どんどん減っていきます。

赤犬は、白ひげ海賊団を殲滅しようと指揮を上げていきます。

そんな様子を見て、何か違和感を感じている海軍本部曹長のコビー。

コビーはこの戦争で見聞色の覇気に目覚めました。

失われ、倒れていく兵にも家庭があり、帰りを待つ家族がいます。

目的を果たしてもなお戦わされるこの状況はおかしいのではないか、そう考え、居ても立っても居られませんでした。

もうやめましょうよ!!!もうこれ以上戦うの!!!やめましょうよ!!!命がもったいだいっ!!!!

赤犬の目の前に立ちはだかり、戦争をほんの一瞬止めました。

赤犬は、正しくない海兵はいらないと、コビーを攻撃しようとします。

その赤犬の攻撃を止めたのが、四皇、赤髪のシャンクスでした。

まだまだ力のない海兵であるコビーですが、そんなコビーの勇気あるほんの数秒で戦争の行方、世界の行方を変えました。

12位 コラソンの死

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出典:ONEPIECE

北の海(ノースブルー)にあるフレバンス王国出身のトラファルガー・ロー。

フレバンス王国は、珀鉛病という不治の病のせいで、世界政府によって滅ぼされ、ローはその生き残りでした。

しかしローもまた珀鉛病を患っており、この世のすべてを恨み、全てを壊したいという思いからドンキホーテファミリーに近づき、加入します。

 

ローの本名は、トラファルガー・D・ワーテル・ロー。

Dの名を持つ一族の末裔でした。

ドンキホーテ・ドフラミンゴの実の弟であるコラソンは、ローがDの一族であると知り、ドフラミンゴからローを遠ざけようと、ローを連れて航海に出ました。

コラソンは、ローの病気を治すために、色んな病院にローを連れていきますが、どの病院でも受け入れてもらえず苦戦します。

コラソンは、ドフラミンゴの実の弟であり、海軍の人間でした。

海軍の人間として、ドンキホーテファミリーにスパイとして潜り込んでいました。

そんな中、ある島でドフラミンゴが他の海賊ととある悪魔の実の取引をするという情報を手に入れたコラソン。

その悪魔の実がオペオペの実でした。

オペオペの実があれば、ローの病気を治すことができるということで、オペオペの実を手に入れるためにその島を訪れます。

ドフラミンゴが取引を始める前に、オペオペの実を奪う必要があるため、海賊団のアジトに侵入し、オペオペの実を奪いますが、追っ手に見つかり、銃弾を受けてしまいます。

なんとか無事、オペオペの実を持ってローの元へ辿り着くことができました。

ローにオペオペの実を食べさせ、ローの身を隠した上で、コラソンの能力によってローの声が漏れないようにしました。

そこに現れたドフラミンゴは、コラソンが海軍の人間であることを知り、コラソンを射殺してしまいます。

ローの居場所がバレないように自身の能力の効力が失われないように、必死にギリギリまで生きるコラソン。

なんとかローが離れたところで、コラソンは息を引き取ります。

コラソンの死を目の当たりにしたローの泣き声は、辺りで戦うドンキホーテファミリーや海賊たち、海軍の戦いによってかき消され、なんとかローは見つからずに済むのでした。

11位 仲間がいるよ!!!!

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出典:ONEPIECE

シャボンディ諸島編で、天竜人を殴ったことにより、海軍大将黄猿が追われることになった麦わらの一味。

そこには、黄猿だけではなく、海軍本部科学部隊隊長の戦闘丸やパシフィスタまでいました。

パシフィスタのあまりの強さにヘトヘトになる麦わらの一味でしたが、追い打ちをかけるようにもう1体のパシフィスタと戦闘丸が現れます。

戦闘丸は覇気の力で、ルフィの攻撃をはじき返され、ヘトヘトの状態でパシフィスタからの攻撃を避けるだけで精一杯です。

そんな大ピンチの状況で現れる黄猿。

そこに更に現れたのが、王下七武海、バーソロミュー・くまでした。

最悪の状況の中、戦うのではなく、逃げることを選んだ麦わらの一味でしたが、くまの能力によって、一人また一人、どこかへ消されていく仲間たち。

最後にはルフィもどこかへ飛ばされてしまい、麦わらの一味は崩壊しました。

 

こうして飛ばされた場所は、女ヶ島、アマゾンリリー。

王下七武海、ボア・ハンコックが統治する国でした。

アマゾンリリーは、凪の帯(カームベルト)にあり、その環境と王下七武海という地位によって他の人間を寄せ付けることがありませんでした。

世間は、ちょうどポートガス・D・エースの処刑が決まり、いつ白ひげ海賊団と海軍の戦争が勃発するのかわからない状態で不安定な情勢でした。

七武海であるハンコックの元にも戦争への参加要請として海軍本部中将、モモンガが来ていました。

そんな中、アマゾンリリーに飛ばされたルフィ。

男子禁制のこの島にルフィが入ることは大罪です。

ハンコックに入国がバレてしまい、ルフィは公開処刑されることになります。

ハンコックの妹たち、サンダーソニアとマリーゴールドと戦うことになります。

戦闘丸同様に、覇気の力を使用され、手も足もでないルフィでしたが、覇王色の覇気が発動。

その一瞬の動揺からサンダーソニアとマリーゴールドをあともう少しのところまで追い詰めます。

しかしここでサンダーソニアの衣服が燃えて背中が露わになってしまいます。

ハンコックたちゴルゴン3姉妹の背中には、奴隷の焼印があります。

ハンコックたちは、それを死んでも他人に見られたくないと感じている程です。

その焼印が晒されそうになり、焦る一同でしたが、ルフィが庇い、背中を見えないようにしたのです。

その行動に感銘を受けたハンコックはルフィに恋心を抱き、ルフィを歓迎しました。

 

このアマゾンリリーで、新聞によってエースが海軍に捕まり、公開処刑が予定されていることをルフィは知ります。

それを知り、すぐにエースを助けに行きたいから船を出してほしいと懇願するルフィ。

ルフィに恋をしているハンコックは、それを簡単に承諾し、戦争への招集にきていたモモンガの船にルフィを隠して乗せたのでした。

この後、ルフィを一度インペルダウンに乗せ、インペルダウンへ潜入。

インペルダウンでは、エースを救えなかったため、インペルダウンを脱獄して、戦争が勃発している海軍本部へと登場します。

ルフィの活躍のおかげでエースを救出することに成功しますが、海軍大将、赤犬によってエースは殺されてしまいました。

大切な兄弟を目の前で殺されたルフィは、精神が崩壊してしまいますが、王下七武海のジンベエ、戦争の現場に駆け付けた、トラファルガー・ローの助けも得て、無事海軍本部から脱出したのです。

その後は、アマゾンリリーでルフィの傷を癒し、精神が回復するまで匿ってもらいますが、エースを失い、またシャボンディ諸島では、仲間を失い、戦争で数々の強敵に阻まれ、完全に自暴自棄になってしまったルフィ。

今の自分では、何も守れない、大切な人間を失ったショックから、周りを破壊し続け、それを止めようとするジンベエにも強く当たろうとします。

そんなルフィをいとも簡単に止め、ジンベエは話します。

もう何も見えんのかお前には!!!どんな壁も乗り越えられると思っておった自身!疑うことのなかった己の強さ!!それらを無情に打ち砕く手も足も出ぬ敵の数々……!この海での道標じゃった兄!!!無くしたものは多かろう!!!

そしてさらに続きます。

世界という巨大な壁を前に、次々と目の前を覆われておる!それでは一向に前は見えん!後悔と自責の闇に飲み込まれておる!!!今は辛かろうがルフィ……!それらを押し殺せ!!!失ったものばかり数えるな!!!無いものは無い!確認せい!お前にまだ残っておるものはなんじゃ!!!

 

仲間がいるよ!!!!

 

改めてルフィに仲間の存在を気付かせてくれたジンベエとそれに気付くことのできたルフィ。

そんな感動のワンシーンでした。

10位 二度と敗けねェから!!!!

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出典:ONEPIECE

東の海(イーストブルー)にある海上レストランバラティエを訪れた麦わらの一味。

海軍本部大尉のフルボディとの戦いで、飛んできた砲弾を跳ね返そうとしたルフィでしたが、誤ってバラティエに砲弾を跳ね返してしまいます。

その砲弾のせいで、ルフィは1年間のタダ働きを言い渡されました。

その間、一時的にバラティエに停泊することになった麦わらの一味でしたが、事件が起こります。

東の海(イーストブルー)で最も最強の海賊と言われているクリーク海賊団がバラティエに現れたのです。

しかしクリーク海賊団には覇気がまるでありませんでした。

食糧難に陥り、餓死者も出ている様子のクリーク海賊団。

彼らは、偉大なる航路(グランドライン)に入ったものの、たった一人の人間に50隻もの艦隊を攻撃され、航海不能になってしまったのでした。

東の海(イーストブルー)最強と言われるクリーク海賊団ですら航海することのできなかった偉大なる航路(グランドライン)。

そこで彼らを襲ったのは、王下七武海、ジュラキュール・ミホークでした。

クリークを追ってきたのか、ミホークもバラティエに姿を現します。

 

ミホークは、世界一の大剣豪と言われている人物で、ゾロの目標でもありました。

ゾロは、世界一の大剣豪になるため、海に出て、ミホークを倒すために生きてきたのです。

世界一の大剣豪にこだわるのには、理由がありました。

 

ゾロが幼少期の頃、故郷であるシモツキ村の道場で剣習っていました。

ゾロは強く、大人にも引けをとらない強さでしたが、唯一勝てない相手がいました。

それが道場の娘であるくいなです。

ゾロは、ある夜、くいなに決闘を申し込みますがそこでも敗北してしまいました。

そんなくいなにも悩みがありました。

どんどん強くなるゾロ、その一方で、女性として体にも変化が表れてきたのを感じ、女では世界一になることはできないと悔し涙を見せるくいな。

そんなくいなを見て、ゾロかくいなのどちらかが必ず世界一の大剣豪になるんだと約束するのでした。

しかしその翌日、くいなは事故により命を落とします。

夢半ばに命を落としたくいなの代わりに世界一の大剣豪になり、くいなとの約束を果たすために、ミホークに勝つためにこれまで修行を積んできました。

そのミホークがついに自分の目の前に現れたのです。

ゾロは、ミホークに決闘を申し込みました。

 

決闘を受けたミホークですが、取り出した武器は、小さなナイフでした。

うさぎを狩るのに全力を出すバカな獣とは違う」と言い、持っていた最も弱い武器を取り出したのです。

その言葉を聞いて攻撃を仕掛けるゾロ。

これまで見破った敵はいないという技、鬼斬りで斬りかかります。

しかしナイフ一本で簡単に鬼斬りを止められてしまいました。

 

自身とミホークの間にある実力の差を受け入れられないゾロは、更に荒々しく攻撃を続けますが、全ての攻撃をナイフ一本で受け止められてしまいます。

虎狩り!!!

更に大技を仕掛けるゾロですが、隙をついて、ミホークがナイフをゾロに突き刺しました。

 

ナイフが刺さったゾロですが、一歩も引くことはありません。

こでまでのくいなとの約束、海賊王を目指すルフィの存在、ミホークを倒し、世界一になるために野望を持って生きてきたこれまでの修行の日々。

今、一歩引けば、それら全てを失ってしまうと考えたからです。

死んだ方がマシだ

そう言い放ったゾロの心力の強さを認めたミホークは、ゾロに名前を聞きます。

ゾロは、最後の力を振り絞り、自身が持つ最強の大技の準備をします。

そんなゾロの様子を見て、ミホークもついに自身が持つ黒刀、夜を抜きました。

三千世界!!!!

 

とてつもない勢いで、ミホークに斬りかかるゾロ。

それでも世界一の壁を高く、ミホークに技を見破られ、2本の刀は砕かれてしまいます。

ついで、ゾロの背後からとどめをさそうと斬りかかるミホーク。

するとゾロは、ミホークの方に振り返り、敗北を認めました。

背中の傷は剣士の恥だ

こうしてミホークとの決闘は敗北に終わりました。

 

ゾロを心配してウソップたちが駆け寄り、治療をします。

すると天高々に刀を突き立て、ルフィに誓います。

おれはもう二度と敗けねぇから!!!!

 

ルフィとゾロの絆の強さが再確認でき、ルフィは海賊王に、ゾロは世界一の大剣豪になる夢を改めて実感したワンシーンでした。

9位 ベルメールの死

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出典:ONEPIECE

ナミとノジコは、東の海(イーストブルー)にあるオイコット王国の戦災孤児でした。

このオイコット王国で当時海兵だったベルメールによって、ナミとノジコは引き取られ、ベルメールの故郷、ココヤシ村に連れて来られます。

そして、ナミとノジコはそのままベルメールに引き取られ、ココヤシ村で育てられました。

 

ベルメールはみかんの栽培によって収入を得ていましたが、その収入はわずかで、かなり貧しい生活を送っていました。

ある日突然、魚人の海賊団であるアーロン一味がココヤシ村を襲い、支配してしまいました。

アーロンは、人間たちを憎んでおり、人間より魚人が優れており、人間は下等な種族であると考えています。

そんな人間たちを支配しようと大人は1人につき10万ベリー、子供1人につき5万ベリーの年貢を要求します。

アーロンたちは、ココヤシ村の住民リストから各世帯の人数を確認し、年貢を回収していきました。

ベルメールの貯蓄は10万ベリーしかなく、ナミとノジコ3人分には届きません。

しかし奇跡的に戦災孤児であるナミとノジコは住民リストに載っておらず、その場にナミとノジコが不在であったために、アーロンたちは、ベルメールのことを単身者と勘違いしてしまいます。

それでもベルメールは、血が繋がっていないナミとノジコのことをウソでも家族はいないと言えず、自身の貯蓄10万ベリーをナミとノジコの分に充当したのでした。

ベルメールの分の年貢を支払うことができず、処刑が決まってしまいました。陰からその様子を見ていたナミとノジコも耐えきれずにベルメールの元へ駆け寄ろうとします。

ノジコ!!ナミ!!大好き♡

最期の言葉を言い残して、アーロンに頭を撃ち抜かれてしまいました。

8位 シャンクスの左腕

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出典:ONEPIECE

主人公モンキー・D・ルフィは東の海(イーストブルー)にあるフーシャ村で育ちました。

6歳の頃には、赤髪のシャンクスがフーシャ村を拠点に海賊として活動しており、ルフィとの親交を深めました。

ルフィはシャンクスたちと行動を共にするうちに、海賊になりたいという思いが強くなり、シャンクスの仲間にしてほしいと何度も懇願しますが、受け入れてもらえません。

ルフィは、海賊になる覚悟を示すために、自身の左目の下をナイフで刺したのでした。

それでもシャンクスは、ルフィを仲間にすることはありませんでした。

 

とある日、フーシャ村でマキノが経営する酒場でシャンクスたちとルフィがいつものように騒いでいました。

そこに山賊のヒグマが部下を連れてやってきます。

ヒグマは懸賞金800万ベリーの凶悪な山賊で、彼らは酒場で呑むために来たのでした。

しかしシャンクスたちに出したお酒で酒を切らしてしまっており、また、シャンクスが未開栓のボトルを渡したことに苛立ち、ボトルでシャンクスを殴りつけました。

しかしシャンクスたちはヒグマに対抗することもなかったため、「腑抜けだ」とシャンクスたちを罵り店を後にしました。

シャンクスは「ただ酒をかけられただけだ」と笑って済ませますが、そんな姿を格好悪いとルフィは、シャンクスたちを非難しました。

 

後日、シャンクスたちが、航海に出ていたとき、再度ヒグマがマキノの店を訪れます。

そこに居合わせたルフィは、ヒグマたちがシャンクスの悪口を言っていることに耐えられず、ヒグマに掴みかかります。

しかし大人に敵うはずもなく、ルフィは、ヒグマたちに襲われてしまいました。

村人たちがルフィを助けようとヒグマたちに懇願しますが、ルフィがヒグマに対抗したため、ヒグマを怒らせてしまい、殺されそうになってしまいました。

そんなピンチに現れたのは、シャンクスたちでした。

どんな理由があろうと!!おれは友達を傷つける奴は許さない!!!!

シャンクスはそう言うと、一瞬にして山賊たちを倒してしまいました。

あまりの強さに焦り、ヒグマはルフィを連れて逃げてしまいます。

 

ヒグマはルフィを連れて海へ逃げてしまいました。

逃げ切れたと安心したヒグマは、カナヅチのルフィを海へ突き落とします。

ゴムゴムの実の能力者であるルフィは、泳ぐことができず、溺れてしまいますが、海の上では助けも呼べません。

すると高笑いするヒグマの背後にフーシャ村近海の主である海王類が現れ、ヒグマを丸飲みにしてしまいました。

ルフィも襲われそうになったそのとき、シャンクスが助けに来てくれたのです。

シャンクスは、気迫だけで近海の主を威嚇し、あまりの気迫に近海の主も逃げ出してしまいます。

無事、ルフィを助けることができ、一安心しますが、ルフィは泣きやみません。

おい泣くな男だろ?

…だってよ…!!!ジャングズ…!!!腕が!!!

シャンクスの左腕は、近海の主からルフィを守った際に、噛み千切られてしまっていたのです。

 

ルフィにとってこの経験はとてつもなく大きな意味を持ち、海の過酷さ、シャンクスの偉大さを知ることができました。

7位 くそお世話になりました!!!

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出典:ONEPIECE

東の海(イーストブルー)にある海上レストランバラティエ。

そこはガラが悪く、凶暴な料理人たちが集まるレストランでした。

そこで働く副料理長のサンジ。

料理長は、昔海賊として名を轟かせていたゼフでした。

サンジは女性が大好きで、綺麗な女性をすぐに口説き、そんなサンジの態度にゼフはいつも怒っていました。

サンジの夢は、世界中の魚たちが集まると呼ばれるオールブルーを見つけることです。

オールブルーを見つけるためには、海に出て冒険しなければなりませんが、サンジには、どうしてもバラティエに残らなければいけない理由がありました。

 

サンジが8歳の頃、とある船の料理人として働いていました。

その船の料理人は、客が残した食べ物を厨房で食べます。

そんな行動をサンジはよく思っておらず、みっともないと感じていました。

そんなある日、サンジが乗る船に現れたのは、海賊時代のゼフでした。

ゼフは足技を得意としており、その足を敵の血で真っ赤に染めていたことから赫足のゼフと恐れられていました。

ゼフは、この船の金品を奪うことを目的とし、船を襲いますが、そんな中、船を嵐が襲います。

嵐によって船は難破し、ゼフとサンジは無人島に流れ着きました。

限られた食料しか残されていない中、ゼフの指示でサンジと食料を分け、島と島の端でお互い救助の船を待ちます。

しかし待てども待てども船は通りかかりません。

サンジに分け与えられた食料も底をつき、限界を迎えました。

ゼフの食料を奪おうとゼフの元へ向かいますが、ゼフの元には一切の食料はありませんでした。

遭難して70日間、何も食わずに生きていられるわけがありません。

ゼフは自身の片足を食べて生き延びていたのでした。

 

この過去から食材の大切さ、食べ物を粗末にしないというサンジの信念が生まれます。

それと同時に、ゼフに生かされた恩と蹴りの達人とまで言われたゼフの足を奪ってしまった罪の意識からバラティエで働き続けるのでした。

 

ルフィと出会い、海賊に誘われるも、上記の理由により断るサンジ。

しかしオールブルーという夢を諦めきれず、楽しそうにオールブルーについて話します。

そんなサンジの様子を見ていたゼフは、バラティエの料理人たちと一芝居うちます。

サンジの作った賄いをゼフ含めた料理人全員で不味いと破棄したのです。

突然の食べ物を粗末にする行為に怒るサンジ、こんな不味いものは食えない、出て行けと煽るバラティエの料理人たち。

しかしこれは全てサンジをバラティエから追い出して、自分の夢を追ってもらうための芝居だったのです。

後にサンジは、この事実を知りますが、みんなの自身の船出を後押しする声を聞いて、ルフィと共に冒険することを決意しました。

 

船出のとき、無言で去ろうとするサンジに、ゼフが声を掛けます。

カゼひくなよ

この一言で、今までのゼフとの記憶、が蘇るとともに、これまでの感謝の気持ちがこみ上げてきます。

……長い間!!!くそお世話になりました!!!このご恩は一生…!!!忘れません!!!

 

これまで本心では、ゼフのことを尊敬しつつも口ではなかなか伝えられていなかった感謝の気持ち。

夢を追って、旅に出るサンジを後押ししてくれたゼフや仲間たちに土下座して感謝の気持ちを伝えました。

6位 奇跡の桜

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出典:ONEPIECE

偉大なる航路(グランドライン)のドラム王国出身のチョッパーは、悪魔の実の能力によってヒトの言語を話し、二足歩行が可能になったトナカイです。

能力者になる前は、青っ鼻だったため、他のトナカイからいじめを受け、悪魔の実で人間の能力を得てからも人間からは雪男や化け物として、迫害を受けていました。

そんな孤独なチョッパーを救ってくれたのは、ヤブ医者として有名だったDr.ヒルルクでした。

ヒルルクは、昔不治の病に侵されていましたが、とある場所で見た、綺麗な桜に感動し、それによって不治の病が治った経験を持っていました。

そんな経験からヒルルクは、海賊でもないのに、桜が散りばめられた海賊旗を掲げ、信念の象徴と呼びます。

 

ドラム王国は、国王ワポルの悪政によって、国民は苦しみ、国全体が心の病に侵されているようでした。

そんなドラム王国を救うために、病んだ心を癒し、国の病気を救おうと研究を続けていました。

しかしヒルルクの病気は進行しており、長くは生きられない命。

 

それを知ったチョッパーは、万病に効くというキノコを探し出し、そのキノコを使ったスープをヒルルクに渡しました。

しかしそのキノコ、アミウダケという毒キノコだったのです。

チョッパーはドクロが信念の象徴であるとヒルルクから教えられていたので、図鑑に載っていたドクロを万病に効くという意味だと勘違いしてしまったのです。

ヒルルクは、アミウダケが毒キノコであることを知っていました。

チョッパーの病気を治したいという純粋で健気な心が嬉しくて、本当のことを言えず、アミウダケのスープを飲んでしまいます。

その後、毒によってチョッパーの前では、死ぬわけにはいかないという思いから、そしてドラム王国の唯一の医療集団であるイッシー20が病に倒れたと聞きつけ、彼らを治すため、ドラム城へと向かいます。

これが、ワポルの罠でした。

ヒルルクは、まんまと騙され、単身ドラム城へ向かうと、元気な姿を見せるイッシー20がそこにはいました。

しかしヒルルクは、病人がいないことに心の底から安堵します。

チョッパーの毒のせいで死んだとならないように、ドラム城の前で、自身が用意した爆薬によって爆発します。

こうしてヒルルクの研究は成功しないまま、その生涯を終えました。

 

その後、チョッパーは万能薬になる(何でも治せる医者になる)ことを目標にDr.くれはの助手として医療の勉学に励みますが、チョッパーの心は、ヒルルクの死から病に侵されたままです。

そんなチョッパーを救ってくれたのが、ルフィです。

ルフィと出会い、共闘してワポルと部下のチェスマーリモを撃破したチョッパー。

ルフィは、チョッパーを気に入り、海賊として一緒に冒険しようと誘います。

本心では、一緒に冒険したいチョッパーですが、青っ鼻であることや、人間から受けた迫害という過去の経験から、外海に飛び出すことを恐れていました。

しかしルフィには、そんなこと関係ありません。

純粋にチョッパーを気に入り、チョッパーと冒険がしたい。

海に出れば、チョッパーの悩みがいかに小さなことかルフィは知っていたのです。

うるせェ!!!いこう!!!!

こうしてチョッパーは、麦わらの一味の一員になりました。

 

出発のとき、くれはは、上空へ数発の砲弾を打ち上げます。

ドラムロック上空に打ちあがった砲弾は周囲の雪をピンク色に色付け、大きな桜を咲かせました。

ヒルルクの研究は完成していたのです。

ワポルを倒し、病んだ国や国民は元気になります。

そしてチョッパーもまたルフィによって、病んだ心を治しました。

ヒルルクが最期の研究で完成させたこの桜は、ドラム王国の人々とチョッパーの心の病が完治したと言っているように、大きく見事に咲き乱れました。

5位 助けて…

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出典:ONEPIECE

ナミは、東の海(イーストブルー)、オレンジの町からルフィと共に行動しています。

海賊嫌いのナミは、ルフィが海賊であることを知ったときこそ、嫌悪感を示し、ルフィの仲間になることを拒みました。

バギーから偉大なる航路(グランドライン)の海図とお宝を奪うために、仲間ではなく、ルフィと手を組むことになりました。

しかしルフィと共に行動していくうちに、これまで見てきた海賊と全く違うルフィを感心し、海賊の中でも少しずつルフィたちに心を開き始めます。

 

ナミの故郷、ココヤシ村は、魚人のアーロン一味に支配されていました。

アーロンは、村人に年貢を納めさせ、払えなかった者や反逆の意志があるものを見せしめのために殺します。

ナミの育ての親であるベルメールも犠牲者の一人で、大人一人分10万ベリーしか貯金がなかったため、その10万ベリーをナミとノジコの子供2人分の年貢として納めました。

ベルメールに助けられ、目の前でベルメールを殺されたナミ。

しかしナミには海図を書くという特技があり、航海士としての知識も豊富にありました。

そんなナミの知識に目を付けたアーロンは、ナミをアーロン一味に加入させて海図を書かせ、1憶ベリー集めることができたら、村を解放すると約束しました。

こうして8歳の頃から10年間、海賊専門の泥棒としてお宝を盗み続け、地道にお金を集めます。

バギー一味のお宝を狙っていたのも、ココヤシ村を救うための資金でした。

 

ルフィと共に行動することで集めたお宝を持って、麦わらの一味から離脱し、一人ココヤシ村に帰るナミ。

もちろんルフィたちもナミを追ってココヤシ村に辿り着きました。

 

しかしナミは、ルフィたちを突き放します。

必死になって貯蓄してきたお宝ももう少しで1憶ベリーになり、ココヤシ村を救うまであと一歩のところまできました。

もう少しで目標を達成するというところでルフィたちに邪魔をされたくなかったのです。

 

しかし現実はうまくいきません。

アーロンは、ナミが海賊から盗んだお宝を隠し持っていると海軍に通報しました。

海軍は、通報を受けて、ナミの自宅を捜査し、大量のお宝を発見。

10年かけて集めたお宝は一瞬にして海軍に回収されてしまいました。

海軍に猛抗議する、ナミやノジコ、村長のゲンでしたが、海軍は、アーロンから裏金を受け取っており、アーロンの行動を黙認し、ナミのお宝を奪いました。

そしてココヤシ村の希望であったナミを裏切るような行動を取ったアーロンに我慢できず、とうとう村人たちは立ち上がり、アーロンと戦うことを決意します。

ナミは、必死に村人たちを止め、また1憶ベリー集めると説得しますが、村人たちはもう止まりません。

 

ココヤシ村を救うために、必死にもがき続けた10年間。

1憶ベリー目前で、アーロンに裏切られ、守りたかった村人たちは、アーロンと戦いに向かいました。

何も達成できず、何も守れず、アーロンを許せないナミ。

アーロン一味のタトゥーがはいった左腕をタトゥーを消すかのようにナイフでめった刺しにしますが、それを止めるルフィ。

本当はルフィと冒険を続けたい、でもココヤシ村を守らなければならない、守りたいけどアーロンに裏切られ、村人も村も救えない。

自分には何もできない。

窮地に立たされ、本音がこぼれました。

助けて…

 

やっと頼り、本音をこぼしてくれたナミにルフィはこう叫びます。

当たり前だ!!!!!

 

これまで弱さを見せてこなかったナミですが、一人で背負い込んでいた重荷を一緒に背負ってくれる大切な仲間ができ、やっと心を許すことができた、感動的なシーンでした。

4位 生ぎたいっ!!!!

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出典:ONEPIECE

ウォーターセブン編で突如、麦わらの一味から離脱したロビン。

何も言わずに行方不明になったロビンでしたが、翌日、ウォーターセブンの市長アイスバーグ暗殺未遂事件の犯人としてロビンの名が挙げられ、ルフィたちも犯人と勘違いされてしまいました。

ロビンが暗殺未遂を起こすと信じられないルフィたちは、今度こそアイスバーグを暗殺しに来ると予想して、アイスバーグの自宅に潜入し、ロビンとの接触を図ります。

しかしそこにいたのは、ウォーターセブンにスパイとして潜入したCP9のメンバー4名とロビンでした。

まさかのロビンの裏切りに動揺を隠せない麦わらの一味は、CP9に敗北し、ロビンを逃がしてしまいます。

その後、アイスバーグから真実が明かされました。

ロビンは、これまでも裏切っては自分の実を守ってきました。

しかしルフィたちは、やっと出会えた心の底から信頼できる仲間たち。

そんな仲間たちが自分のせいで、狙われ、攻撃の対象とされるのは、耐えられなかったのです。

仲間たちを政府の手か逃がすために、ロビンは自ら政府に捕まり、CP9の任務を遂行することで、麦わらの一味を無事ウォーターセブンから出航させるように約束していました。

その事実を知り、エニエスロビーへ連行されたロビンを助けるために、麦わらの一味もエニエスロビーへ向かいました。

エニエスロビーの司法の塔でロビンと再会し、連れ戻そうとするも、まだロビンはルフィたちを突き放そうとします。

 

ロビンは、8歳という若さで7900万ベリーという高額の賞金首となりました。

世界政府から法律で禁じられている古代文字を解読することができるからです。

幼少期から信頼できる人間がいなかったロビンは、今ルフィたちに助けられて冒険を続けても、きっといつか愛想を尽かされると感じていました。

ロビンの追い求める夢には、敵が多すぎます。

またいつか裏切られるのなら、もうここで夢を諦めて、死にたいと願うロビン。

 

そんなロビンにルフィは叫びます。

生きたいと言えェ!!!!

 

これだけ付き離しても、自分を助けようとしてくれる、自分に生きろと言ってくれる仲間を前に、ロビンも心の底から本音を伝えます。

生ぎたいっ!!!!

 

これまで冷静なキャラクターだったロビンが、感情を剥き出しにしてボロボロに泣きながら生に縋りついた印象的で感動的なシーンでした。

3位 仲間の印

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出典:ONEPIECE

偉大なる航路(グランドライン)に入ってから、麦わらの一味と共に行動していたネフェルタリ・ビビ。

ビビはアラバスタ王国の王女です。

アラバスタ王国がバロックワークスという秘密結社に乗っ取られそうになりましたが、肝心の敵の正体やボスが不明であったため、王女自らバロックワークスに潜り込みました。

そして暴いた敵の正体は、王下七武海の一人、サー・クロコダイル。

しかし、バロックワークスもまた、ビビがアラバスタ王国の王女であると気付きます。

バロックワークスのエージェントに殺されそうになったビビを助けたのは、たまたまその場に居合わせた麦わらの一味でした。

こうしてビビをアラバスタ王国へ送り届けるため、麦わらの一味の船に同行することになりました。

 

アラバスタ王国への道中、バロックワークスのナンバー2であるMr.2ボン・クレーと遭遇します。

Mr.2はマネマネの実の能力者で、右手で他者の顔に触れることでその人物に変装することができる能力です。

出会った当初は、バロックワークスのエージェントと知らず、マネマネの実の能力を面白がっていたルフィたち。

別れ際にバロックワークスの人間であることが発覚しました。

マネマネの実は、顔だけでなく体や声まで変装できてしまいます。

この能力を使われると、仲間を簡単に信用できなくなってしまいます。

仲間と遭遇したときには、左腕に巻いた包帯と取り、左腕に書かれたバツ印を見せ合うという作戦を立てます。

この作戦のおかげで、仲間を信頼することができ、クロコダイルやエージェントたちを倒すことができました。

 

アラバスタ王国を救ったルフィですが、海賊は海賊です。

事態が収束すれば、すぐに海軍に追われます。

戦いの疲れからしばらく眠っていたルフィが起きた今、もうアラバスタ王国に残る意味はないと判断し、出航することを決めたルフィたち。

これまで共に旅をしてきたビビを仲間に誘いますが、ビビは一国の王女です。

その場では決断することができませんでした。

翌日の午後12時、海岸に一度船を寄せる、もし仲間になりたいのなら海岸にくるようにビビに伝え、麦わらの一味は、出発しました。

 

そして出発の日、その日はビビの成人を祝う式典が開かれ、そこでビビは国民を前にスピーチをする予定でした。

そしてスピーチが始まります。

そのスピーチは国中に放送され、海岸付近にいた麦わらの一味にもスピーチが聞こえていました。

ルフィたちはビビを一度諦めます。

しかしビビは、海岸に姿を現しました。

ルフィたちに別れを伝えにきたのです。

国中に放送されるマイクを使い、ルフィたちに伝えます。

いつかまた会えたら!!!もう一度 仲間と呼んでくれますか!!!?

 

しかしルフィたちはビビに何も返事をしません。

近くには、ルフィたちを追って海軍の船がありました。

今、ビビの言葉に反応すれば、アラバスタ王国の王女であるビビが海賊と関係を持っているとバレるからです。

そしてルフィたちは、左腕を高々に掲げ、仲間の印であるバツ印をビビに示しました。

共に冒険はできなくても、ビビは麦わらの一味の仲間の一人だと言える感動の名場面でした。

 

2位 メリー号との別れ

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東の海(イーストブルー)にあるシロップ村から麦わらの一味を乗せ、長い航海をしてきたゴーイングメリー号。

船大工がいない麦わらの一味は、手先が器用なウソップを中心に、素人ながら傷ついたメリー号を修理して、偉大なる航路(グランドライン)のウォーターセブンまで航海してきました。

ウォーターセブンは世界一の造船技術を誇るガレーラカンパニーがあり、ルフィたちもまたメリー号の傷を癒し、船大工を仲間にするために上陸します。

しかしそこで下されたのは、メリー号は次の島へ航海することはできないという現実でした。

これまでの厳しい航海に加えて、しっかりとした整備がされていなかったこともあり、船の心臓と呼ばれる竜骨に傷がついていたのです。

メリー号での航海が不可能と判断されたルフィたちは、ウォーターセブンで船を乗り換えることを決断しますが、ウソップは大反対し、ルフィと対立。

ルフィとの決闘に敗れてしまい、ウソップは麦わらの一味から離脱します。

決闘のあと、メリー号をウソップに譲って、麦わらの一味はその場を後にしました。

その後も一人、メリー号の整備を続けるウソップでしたが、アクアラグナという大津波警報が発令されます。

一度は、フランキーにメリー号を安全な場所に避難されますが、もう走れない船で航海を続けようとするウソップを前に船を破壊し、現実を見つけ、メリー号を荒れた海へ捨て放ちました。

 

ロビンを助けるためにエニエスロビーへ乗り込んでいた麦わらの一味はCP9を倒し、ロビンの奪還に成功します。

あとはエニエスロビーから脱出するのみでしたが、バスターコールが発令され、麦わらの一味が攻撃対象となります。

逃げ場を失った麦わらの一味の元に現れたのは、もう二度と航海できないと言われたメリー号でした。

フランキーにメリー号を海に放たれた後、ウォーターセブンの海岸に放置されていたメリー号。

最後にもう一度船を出したいというメリー号の思いがアイスバーグに伝わり、船を応急処置すると、誰も乗っていないはずのメリー号は、単独で海へ出て、エニエスロビーに向かい、麦わらの一味を助けたのでした。

無事、エニエスロビーから脱出した麦わらの一味でしたが、すでにボロボロのメリー号は、力尽きて崩壊し始めてしまいました。

航海できなくなってしまったメリー号の最期をせめてみんなで見守ることになります。

これまでのメリー号との思い出を噛みしめ、感謝して、メリー号に火を付けるルフィ。

他の一味のメンバーもそれを見守ります。

本来は話せないはずのメリー号ですが、麦わらの一味にメリー号は語りかけます。

今まで大切にしてくれてどうもありがとう

整備はしっかりされませんでしたが、ルフィたちが大切に、仲間と認識してこれまで冒険してきたからこそ、メリー号も意志を持って、ルフィたちに感謝し、生まれた名場面でした。

1位 愛してくれてありがとう

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出典:ONEPIECE

海軍に捕まってしまったエースを助けるため、海軍vs白ひげ海賊団&傘下の海賊団という戦争が勃発しました。

ルフィもエースの処刑を聞きつけて、インペルダウンへ侵入しますが、入れ違いで海軍本部へ移送されてしまいました。

ルフィは他の囚人たちを解放し、インペルダウンを脱獄した後、海軍本部へ辿り着き、頂上戦争に参戦。

エース解放に向けて大活躍します。

ルフィの活躍もあり、見事エースの解放に成功。

後は、このまま海軍本部を離れるだけでした。

しかし赤犬は、逃げ出そうとする白ひげ海賊団や白ひげを煽り、バカにします。

そんなバカにした一言が許せず、エースは立ち止まり、赤犬に立ち向かうのでした。

赤犬とエースの実力の差は、大きなもので、エースは、返り討ちにあってしまいます。

その後、赤犬は標的をルフィに変え攻撃しようとしたところをエースが庇い、赤犬の拳がエースを貫きました。

内臓を焼かれ、もう助からないと悟ったエースは、最期の言葉をルフィに伝えます。

愛してくれて………ありがとう

ゴール・D・ロジャーの息子として誕生し、周囲から蔑まれることが多かったエース。

自分が処刑されそうになっても助けに来てくれる白ひげ海賊団やルフィの存在に救われ、大切な仲間ができました。

ロジャーの子と知ってもなお、愛してくれた周囲の仲間たちへの感謝の気持ちが表れたセリフです。

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