ヴァイオレット・エヴァーガーデンのイライラするポイントまとめ

ヴァイオレット・エヴァーガーデンのイライラするポイントをまとめました。

ギルベルト少佐は生きている?結婚して子供がいる?ヴァイオレット・エヴァーガーデンの結末は原作・テレビ・映画で異なる?

話の内容を薄く感じてしまうから

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は小説を原作とする作品で、2018年にはアニメ化、2019年と2020年には劇場版が公開されました。

そして2021年には金曜ロードショーにて特別編集版が放送される異例の事態が起こほどの人気を博した作品です。

そんな『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』ですが、一部のアニメ視聴者からは不評な部分もあるようです。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は群像劇のアニメで、主人公の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を中心に各話で異なる人物に焦点をあてて物語が展開されていきます。

原作小説では主に依頼人やギルベルト少佐などの他者視点で物語が語られるため、言葉にしない描写での表現や内面での感情の吐露などが多くありました。

ですがアニメ版ではヴァイオレットの視点で物語が展開されるため描写が不足しており、物語の進み方が急展開になったことでストーリーに薄っぺらさを感じてしまうようですね。

例えばアニメ11話ではヴァイオレットはかつて大戦に参加していた者として内戦が勃発している地に手紙を届けに行くお話があります。

原作では説明がされていた大戦の情報やヴァイオレットが戦ってきた描写がアニメではかなりカットされていたため、この話で突然ヴァイオレットの暗い過去に焦点が当てられたように感じました。

お涙頂戴すぎるから

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の各話は主に人を感動させる・泣かせるお話になっています。

  • アニメ3話「あなたが、良き自動手記人形になりますように」唯一残された家族である兄を立ち直らせたい健気な妹の話
  • アニメ10話「愛する人は ずっと見守っている」亡くなった母が用意していた愛娘の誕生日に毎年届く手紙の話

そこが良いと言う人がいる反面、「お涙頂戴すぎて逆に冷める」「お涙頂戴がくどすぎる」などといらついてしまう人も一定数いるようです。

主人公が無感情だから

ヴァイオレットは過去に兵器として運用されていたためか、代筆屋(ドール)を始めたばかりのころは感情の機微に疎い部分がありました。

感情が分からないが故に空気を読めずその無機質な行動や発言にいらいらしてしまう人や、さらに事あるごとに少佐の名前を出すことにもいらついてしまう人がいるようです。

感情が分からなかったヴァイオレットが成長する姿は感動的ですが、一方その成長過程が群像劇のストーリー展開のせいで、ヴァイオレットへ感情移入できない人もいます。

ギルベルト少佐にいらいら

原作小説とアニメ・劇場版では異なるエンディングを迎える『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』ですが、総じてギルベルト少佐への評価は低いようです。

ギルベルト少佐に嫌悪感がある

ギルベルト少佐への不評の理由ですが、原作小説とアニメ版で共通するのはヴァイオレットとギルベルト少佐の年齢差や親子から恋人になった部分が好意的に受け止められていないという点です。

出会った時のヴァイオレットが10歳だったために、そんなヴァイオレットに恋心を抱くようになっていったギルベルト少佐の恋愛対象の年齢などに関する価値観に嫌悪感を持つ人も多いようですね。

また孤独だったヴァイオレットと家族のような暖かい関係を気づいていたはずのギルベルト少佐の「愛してる」が、親愛ではなく恋愛だったということも不評な理由です。

ギルベルト少佐が女々しい

ヴァイオレットの未来を心配し、身を隠していたギルベルト少佐ですが、原作小説ではヴァイオレットはの危機に権力を私物化してまで駆けつけて救うとともに再会することになります。

しかし、アニメ版でのギルベルト少佐は「申し訳なさ過ぎて合わせる顔がない」という理由でヴァイオレットとの再会を拒絶してしまいます。

アニメ・劇場版では主にヴァイオレットの視点しか描かれないため、ヴァイオレットはの想いをよく知っている視聴者としてはギルベルト少佐の女々しさにいらいらしてしまう人も多かったです。

もちろんギルベルト少佐なりの想いがあっての行動ではあるのですが、それを加味してもいらいらしてしまう程度にはヘタレのように描かれてしまっています。

原作と乖離しているから

これは原作ファンのみに当てはまることですが、アニメ・劇場版では原作小説の物語に大きく手が加えられていることにいらいらしてしまった人も多いようです。

原作小説ではヴァイオレットの危機にギルベルト少佐が駆けつける形で再会しますが、アニメ版ではヴァイオレットがギルベルト少佐を見つけ出す形で再会します。

アニメ化に伴い監督によって物語に手が加えられることは珍しくありません。

しかし、本作の場合はヴァイオレットとギルベルト少佐の再会部分というこの物語で一番の目玉であるシーンまで改変されていたため、そのことにいらついてしまった人がいても仕方がありません。

「原作とアニメ・劇場版は別作品」というように割り切ってしまえば楽しめるのですが、それでも原作ファンとしては複雑な心境になってしまうものです。

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