アニメ版トリコが打ち切りになった理由まとめ!

今回は2011年4月から2014年3月まで放送されていたアニメ『トリコ』が打ち切りになった理由をまとめます。

トリコの原作は週刊少年ジャンプにて約8年も連載をしていたので、アニメ版がなぜ物語の途中で終わってしまったのか気になっている人も多いと思います。

映画の収益が予想よりも低かった

アニメ版トリコが打ち切りになった理由まとめ!

劇場版 トリコ 美食神の超食宝 公式サイトより

アニメ化や映画化はもちろん原作の人気ありきで制作されています。

しかしトリコの映画はあまり人気が出ず、収益を思うように上げられませんでした。

そのことでアニメへの制作費に回せなくなってしまったと考えられます。

トリコの映画は2本制作されており、2011年3月にアニメ放送開始に先駆けて3D映画『トリコ 3D 開幕!グルメアドベンチャー!!』が公開されました。

そして2本目の映画は2013年7月に『劇場版 トリコ 美食神の超食宝』が公開されました。

1本目の『トリコ 3D 開幕!グルメアドベンチャー!!』は時期的に東日本大震災の直後で興行収入が上がりにくい中、映画観客動員ランキングは初登場第7位を記録しています。

しかし『トリコ 3D 開幕!グルメアドベンチャー!!』は同時上映として、『ONE PIECE 3D 麦わらチェイス』とセットだったのでトリコだけの人気とは言えないところもありました。

また2本目の『劇場版 トリコ 美食神の超食宝』も、トリコより3週間早く公開された『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』から坂田銀時、志村新八、神楽がカメオ出演しています。

これらのことからトリコの映画は2本とも、ONE PIECEファンと銀魂ファンが公開後すぐに観に行ったのだと考えられます。

そのため映画は2本とも初動の動員数は伸びていますが、その後のリピート鑑賞や原作のトリコファンの動員が伸び悩んだため当初の予想よりも興行収入が低くなってしまいました。

Blu-ray・DVDの売り上げがよくなかった

アニメ版トリコが打ち切りになった理由まとめ!

トリコ公式サイトより

アニメの続編が制作されるかはBlu-ray・DVDの売上げで決まることが多く、トリコはこれらの売上げが伸び悩んだと考えられます。

トリコの放送は日曜あさ9時でしたので、おそらくターゲットは小学生から中学生の少年たちです。

トリコは食材などの見た目にインパクトがあり、島袋先生ならではのギャグ要素もあるので少年たちは楽しんで観ていました。

しかしリアルタイムでアニメを観ていたからと言って、その少年たちがBlu-ray・DVDまで欲しいかはまた別問題です。

また仮にBlu-ray・DVDの売上げが思わしくなくてもグッズでの収益があればアニメ放送が続くことも考えられます。

ですがトリコに関してはグッズの売上げはアニメを続けられるほどではなかったのです。

 

放送局の都合

アニメ版トリコが打ち切りになった理由まとめ!

トリコ公式サイトより

トリコのアニメ終了後に放送されたのは『ドラゴンボール改』です。

放送局としてはさらに人気や売上げが見込めるドラゴンボールシリーズを放送したかったのだと考えられます。

たしかにトリコより世界的にも知名度と人気があるドラゴンボールシリーズは放送局としても堅い決断です。

またアニメの最終話であるクッキングフェスティバル編よりあとは、原作の人気も不調が見られました。

そのことも理由となり原作で人気のクッキングフェスティバルまでの内容でアニメを締めくくったと考えられます。

たまに視聴率がよくなかったから打ち切りになったという声もありますが、そもそもアニメの視聴率は他のバラエティやドラマに比べて低めで6%くらいあれば人気、ヒットとされています。

それではトリコの視聴率がどうだったかというと平均7~8%だったそうです。

もちろん視聴率がさらに高いに越したことはありませんが、上記で挙げた映画関係の収益やアニメに付随するBlu-ray・DVDやグッズの売上げが芳しくないことも打ち切りの原因と言えるでしょう。

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