XXXHOLiCがつまらないと言われる理由4選

『XXXHOLiC』は2003年から連載が開始され、2005年にアニメ映画化がされた後に2006年からはアニメが2期にわたり放送された人気漫画作品です。

『XXXHOLiC』の話が一度終わりを迎えた後、続編の『XXXHOLiC・籠』と『XXXHOLiC・戻』の連載がされました。

XXXHOLiCがつまらないと言われる理由についてまとめました。

ストーリーが複雑すぎるから

最初は世の中のオカルト現象の原因となる妖が見えてしまう男子高校生の悩みを解決していく話でした。しかし、中盤以降では世界の理が壊れかけたりとどんどん世界観が複雑になっていきます。

また昔の風習を取り入れた作品で、古い用語や独自の言葉が多く物語を理解が難しいです。

そのため、ストーリーへの理解が浅いとあまり面白いと思えない評価に繋がってしまうようです。

雰囲気を重視しすぎているから

ミステリアスな雰囲気が魅力の作品ですが、物語の説明が明確でない部分が多く、読者が「結局どういうことなの?」と理解できないことがあります。

例えば『XXXHOLiC』の最終回にて、四月一日のそばに百目鬼と全く同じ見た目でありながら食べ物の好みが異なる人物が存在していました。

このことから作中で登場していた百目鬼とは別人であることは察せられても、誰であるのかと明言されていない以上正解は分からないままでした。

登場人物たちの些細な描写や表情から「どうしてそうなったのか」を判断しないといけないので、理解できない読者にとっては負担になります。

他作品とのリンクが重要だから

『XXXHOLiC』の世界を本当の意味で理解するには、同じ世界観を有する『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』の物語も知る必要があります。

単独でも複雑なストーリーでありながら、互いの作品がリンクしているせいで相乗的に世界観が複雑化してしまっています。

『XXXHOLiC』だけを読んでいる読者からすると、『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』のキャラクターたちは幕間にたまに登場するだけのキャラクターかと思ってしまいます。

しかし実際には物語の根幹に関わる重要人物でもあったりするため「たまに登場していた他作品のキャラクターがそんなに重要だったの?」という感想を抱いてしまいます。

例えば主人公の四月一日は『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』の主人公である小狼が時間を巻き戻したことにより、その穴埋めのために生まれた同一の存在です。

そして「どうして時間を巻き戻すことに至って四月一日が生まれたのか」についての深堀は『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』の方でされている状態なのです。

『XXXHOLiC』だけでなく『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』も知ることでやっと「あの時どうしてそうしたのか」というのが分かるほど2つの作品は複雑に絡み合っています。

両作品とも長期作品なので全部を読みきるには少々手間がかかってしまうため、その手間を嫌がる読者からは他作品も読まないと理解しきれない作品として倦厭されています。

鬱展開が多いから

『XXXHOLiC』では妙に後味の悪い話や決して明るい終わり方ではない話などの、いわゆる鬱展開が多く存在します。そのため、明るいストーリーを楽しみたい人にとってはつまらなく感じてしまいます。

例えば、そばに居るだけで周囲の人間を不幸にしてしまう体質のひまわりとその影響を受けやすい体質の四月一日では、すべて承知の上で傍に居たいと願っても決して結ばれることがありません。

ひまわりの体質で一度死にかけた四月一日がそれでもひまわりと一緒に居たいと願う姿は痛々しく、どうしようもないやるせなさを感じてしまう読者も多かったです。

他にも、妖を見えなくなりたいと願っていたはずの四月一日はその願いを覆してでも、どれだけの時間がかかろうとも侑子の帰りを待つことに決めて次の店主になりました。

本当に帰ってくるのかも分からない侑子の帰りを待つことを選んだ四月一日が、百目鬼やひまわりたちに一人残されていく様は非常に切ないです。

XXXHOLiCがつまらないというネットの反応まとめ

コメント