天使1/2方程式がつまらないと言われる理由4選

他作品のキャラの登場が多すぎるから

『天使1/2方程式』は2010年に連載が開始された日高万里作の人気漫画です。

かわいらしく綺麗な画風が特徴な作者の作品ですが、作品たちの世界が繋がっていることも大きな特徴です。

基本的に愛知県の三河付近が作品の舞台になっており、過去作品の登場キャラクターが成長した姿で新作に登場したりなどはざらにあります。

過去作品からのファンにとってはうれしい登場ではあるのですが、本作から読み始めた人にとっては「この人たち急にでてきたけど誰?」と疑問に思ってしまいます。

さも当然のように知らないキャラクターの名前が出てくるのは戸惑いますし、過去作での関係を知らなければ「どうして突然この人の名前が出てきたのかわからない」と困惑してしまいますよね。

6巻では「紫さんへの欲望リスト」という過去作品の主要人物が関わるものが突然出てきたため、本作しか知らない読者にとっては「紫さんって誰?」という状態でした。

知らなくても楽しめるけど知らないとついていけない過去作品からの出典は、本作から楽しんでいる人にとってはつまらない展開に感じてしまいます。

進展が遅いから

少女漫画らしい恋愛模様が主軸の『天使1/2方程式』ですが、その恋の進展はかなりスローペースです。

かなり分かりやすく両想いであった主人公たちが付き合いだすまでに5巻ほどかかり、またそこからデートにこぎ着けつまでに丸々1巻分使われている程度には進展が遅いです。

じれったい分進展があった時に盛り上がるというのは分かりますが、あまりに進展がなさすぎて途中で飽きてしまった読者もいたようですね。

高校生たちの日常での恋愛模様がメインなので、進展がない状態は刺激が少なくつまらなく感じてしまいます。

「物語の着地点が見えないな」と感じてしまうほど進まないので、そういったじれったい展開が好ましくない読者にとってはかなり不評なようです。

刊行スピードが遅いから

『天使1/2方程式』は連載を開始したころは花とゆめでの月2回の連載でしたが、2か月後には作者の健康上の理由で2011年まで休載、その後作者の体調に配慮して月1回での連載に変更されました。

そして2016年には作者の腱鞘炎の悪化を理由に再度休載がされ、2018年にマンガParkに移籍しての不定期連載が再開されています。

元々休載しがちであったことと2年以上もの長期間休載をしていたことから、本作がまだ続いているということを知らなかった読者もしばしば見かけます。

休載の期間が長いと読者は離れていきがちですが、『天使1/2方程式』は物語の進展の遅さも相まって余計に読者離れが多かったようです。

子供向けっぽさがあるから

『天使1/2方程式』では恋愛の様子がかなりスローペースであったり、主要人物たちの設定が詰め込まれすぎていたりと少し子供向けっぽさが伺えます。

主人公のお相手である男の子がフランスの血をひいているために銀髪碧眼でかなりの美貌であったり、主人公の家が今時珍しいほどに厳しい一般家庭であったりなど設定が盛りだくさんです。

リアリティに欠けすぎているせいで「夢見がちな子供向けの恋愛漫画だな」といった感想を抱いてしまいます。

作者の過去作と比べてもストーリーに繊細さが見られないため、特に作者の昔からのファンはつまらなく感じてしまう人も多いようです。

天使1/2方程式がつまらないというネットの反応まとめ

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