ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-がつまらないと言われる理由4選

結末が予想できてしまうから

『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』は2003年から連載が始まり、2005年にはアニメ放送と映画化がされた人気漫画です。

本作には主人公の小狼やサクラをはじめとして多くの過去作品のキャラクターたちが登場します。

別の世界の魂が同じ人という扱いではありますが、キャラクターの言動は他作品で登場した時と変わりありません。

そのため過去作品を知っている読者からすると「このキャラクターなら次こういった行動に出そうだな」という予測ができてしまいます。

過去作品で正義感溢れるキャラクターだったら「本作でも主人公たちを助けてくれるんだろうな」と予想ができてしまい、敵か味方か分からないという場面も緊張感なく読むことができてしまいます。

物語の先を予想できてしまうので、一部の読者からはつまらないという評価がされています。

同じ人間が複数登場してややこしいから

『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』の物語では主人公の小狼がサクラを助けるために黒幕の手によって時間を巻き戻しています。

大きな代償がある時間の逆行を行ったために理が歪んでしまい、その穴埋に小狼と同一の存在として『XXXHOLiC』の四月一日が生まれたという背景があります。

それだけでなく黒幕によって小狼とサクラのコピーが生み出されたりと、同じ人間が何人も存在しているややこしい状態になっています。

さらにはコピーの2人は一度死んだ後に転生をしており、その子供がオリジナルの小狼であるという複雑な設定まであります。

同じ人間が何人もいるだけでなく「卵か先か鶏が先か」のような問題まであるため、ややこしさに拍車がかかっています。

黒幕に魅力がないから

『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』の黒幕である飛王は、自分の願いのために他のキャラクターたちを弄び高みの見物をしている描写が多くされてきました。

しかし最後に明かされた飛王の願いは「死んだ侑子を生き返らせて、自身がクロウ・リード以上の魔術師だと証明すること」という何とも拍子抜けな願いでした。

しかも飛王自身が実は強い魔力をもった誰かの願いが具現化したものだったという落ちまでついてきました。

散々もったいぶって強者感をだしていた黒幕でしたが、蓋を開けてみたら「小賢しい真似しかしていない上に理由がちっぽけすぎて残念」といった結果でした。

物語は黒幕にも魅力があるほど盛り上がるものですから、そういった点で非常に残念な評価がされています。

序盤に似た展開が多すぎるから

『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』ではそれぞれの理由によって主要人物たちは共に世界を渡る旅をしています。

物語の中盤までは「新しい世界に着いたらサクラの記憶の羽の捜索と奪還」がメインであり、世界は違えど同じ流れが何度も繰り返し行われます。

羽を入手するとすぐに次の世界に渡るために展開が早く、その世界に登場するキャラクターたちへの愛着がわきにくいです。

中盤までではありますが、似た展開が続いたためにつまらないと評価する読者も一定数いたようです。

ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-がつまらないというネットの反応まとめ

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