【ワンピース】裏切者がカン十郎である伏線10個まとめてみた

赤鞘侍の1人のカン十郎が裏切り者であるその伏線は何なのか知りたい人向けの記事になっています。まずは10の伏線について紹介していきます。

名前が裏切り者の伏線


カン十郎の異名は「夕立」、本名は「黒炭カン十郎」です。原作での初登場時は「夕立 カン十郎」と名乗っており、苗字である「黒炭」は名乗っていません。

既に本名で名前を言わない時点で怪しいですが、異名「夕立」に裏切り者の伏線が隠されていました。

夕立ちは別の言い方で「狐の嫁入り」言われています。その意味は狐の嫁入りを隠すため、キツネが雨を降らせると言う言い伝えから、「欺き」「隠す」と言う意味合いがあります。

つまり、「夕立ち」は言い換えると「欺く」という意味が込められており、カン十郎にはピッタリの言葉です。

迫害の過去


カン十郎はワノ国のおでんの過去編で登場しており、その時に迫害された過去があると原作には記載されています。

また自業自得とも書かれており、髪で筆を作るという奇妙な行動から迫害されていたのかなとその当時は思っていました。迫害されていた本当の理由は「黒炭」の人間だったからなんです。

オロチも同じように迫害を受けていたため、この2人が何らかの形で連絡を取り、意気投合したのかもしれません。そして、カン十郎はスパイになったのではないでしょうか。

登場人物紹介の絵柄が異なる

原作コミックの初回ページ側に登場人物紹介ページがあります。カン十郎も何回もこのページに掲載されていますが、92巻、93巻、94巻では掲載されている表情が異なっています。

違う表情を何回も見せたのは、そのうち「裏切りますよ」という伏線だったのではないでしょうか?

表情に変化があると言うのは作者の意向なのかは分かりませんが、読者に何らかの形で伝えたかったのかもしれませんね。

悪魔の実の力

カン十郎は悪魔の実の能力者ですが、実の名前は判明していません。カン十郎は悪魔の実の能力により、筆で絵を描いて実物化させるという能力を持っています。

「黒い炭」で絵を描くのですが、「い」を抜くと「黒炭」になります。つまり、カン十郎は黒炭家のものであるということが初登場時から伏線として描かれていたのです。

この時はワノ国の話は全くしていないので、実は苗字は「黒炭」であると分かった人はほとんどいないと思います。

この時点で作者はカン十郎は裏切り者にさせる予定だったと考えると、ワノ国のエピソードだけでなく、物語の全てを把握してゴールも見えているということになりますね。

利き腕を隠していた


カン十郎は悪魔の実の能力を使用する時は必ず左手で書いて、下手な絵を書き、それを実物化させていました。

錦えもん達はカン十郎が書く絵は下手であると思い込んでいたようです。しかし、これは悪魔の実の能力をすべて見せないためのカン十郎の演技だったのです。

ワノ国でカン十郎が裏切り者だと正体をばらした時に利き腕の右手で綺麗な絵を書き、実物化させ、赤鞘侍達を苦しめました。カン十郎がオロチに誓う忠誠心は相当なものであったに違いありません。

そうでないと、ずっと演技で利き腕でではない左手で絵を書けるはずがないです。ちなみにワノ国の過去編では利き腕の右手でご飯をしっかり食べていました。

オロチへの連絡手段

オロチへの忠誠心があるカン十郎はどのようにして、オロチへ連絡をとっていたのか気になりますよね。それは利き腕の右手で雀を書き、オロチへ手紙を書いていたのではないでしょうか?

綺麗な雀が書ければ、悪魔の実の能力で実物化すれば、それなりの能力を持てるはずです。その証拠に錦えもん達が過去から未来に飛んできたきたシーンでは上空に雀が飛んでおり、カン十郎は右手に筆を持っています。

つまりカン十郎がこの雀をオロチへの連絡手段としていたことになります。これにより赤鞘侍達の行動はオロチへ筒抜けになってしまいました。

ドレスローザで顔バレしていない

ドレスローザ編では錦えもん達は顔がバレ、ドフラミンゴに懸賞金をかけられました。

しかし、カン十郎だけは懸賞金がかけられていません。

更にスクラップ工場へ落ちたにも関わらず、おもちゃにされていないことから、この時既にドフラミンゴ・ファミリーとカン十郎はオロチやカイドウを通して、何らかの形で繋がっていたはずです。

そのため、カン十郎だけは顔バレしていない状態になったのです。

この時からオロチからの返事もあり、カン十郎は今後のことを考えた行動を既にはじめていたのではないでしょうか。

懸賞金がかけられていない


カン十郎はドレスローザ編で懸賞金をかけられていないため、海軍の手配書にもかけられていません。

ドレスローザで騒ぎを起こしたのですから、賞金首にされても、おかしくないのですが、カン十郎はスパイ活動が優秀なのか、見つかってはいけない人たちから隠れるのが上手いのかもしれません。

名前、利き腕、絵の下手さと言い演技力抜群で赤鞘侍達の懐に上手く入り込んだと考えると、スパイとしての才能を秘めていますね。

初登場時のタイトル


カン十郎の初登場回は754話「お見知り置きを」です。

しかし、他の赤鞘侍の初登場時のタイトルと見比べると、違和感を感じます。

<赤鞘侍初登場回>

672話「拙者!!名を錦えもんと申す!!」
808話「イヌアラシ公爵」
809話「ネコマムシの旦那」
817話「霧の雷蔵」
948話「河童の河松登場」

違和感の正体は他の赤鞘侍達の初登場時のタイトルには名前が入っているのに、カン十郎の初登場時タイトルには入っていないことです。

つまり、カン十郎は元々スパイであり、裏切る予定であったことから、おでんに忠誠を誓った家臣ではないことが決まっていたのではないでしょうか。

演技が得意だった


カン十郎は見た目が歌舞伎役者に似ています。モデルとなった歌舞伎役者は藤間勘十郎と言われており、カン十郎と言う名前も藤間勘十郎から持ってきたのかもしれませんね。

歌舞伎とは派手な恰好や奇抜な姿で常人とは逸脱した行動をする人のことを言います。

カン十郎は見た目が歌舞伎役者に似ているだけでなく、絵で描いたものを実物化する悪魔の実の能力を持っていたり、オロチのスパイであったりと常人とは異なる行動ができ、歌舞伎の意味合いとピッタリ当てはまります。

カン十郎のモデルは歌舞伎役者なので、初めから演技が上手く、裏切り者という設定だったと感じます。最後に最新話でカン十郎はどうなっているのかを説明します。

カン十郎の現在


ワンピース最新話ではカン十郎は既に死亡しています。985話でカン十郎が赤鞘侍達を待ち受けており、その後、戦いに挑んだ様です。戦いのシーンはカットされ、次に描かれたのは菊之丞で、刀には血がついており、目からは涙を流すシーンでした。

つまり、カン十郎はこの時点で倒されてしまったのです。986話ではその証拠に地面に倒れているカン十郎が描かれています。赤鞘侍達もカン十郎のことをあまり気にかけない様子から死亡した確率が高いです。

これが裏切り者の末路というわけです。願わくば、赤鞘侍達と協力してオロチとカイドウを倒しに行ってほしかったですね。

コメント