こち亀の連載打ち切り理由3選

区切りが良いから

1976年から2016年までの40年間休まず連載を続けてきた『こち亀』ですが、単行本200巻の発売で連載が終了となりました。

神田明神にて行われた『こち亀』の巨大絵巻物(約7m)の奉納式の場にて作者の口から直接連載終了の報告がされ、最終回掲載の本紙には連載第1話がオールカラーで再録されました。

長年親しまれてきた作品の連載終了ということでかなり注目を浴びましたが、作者本人から終了理由が述べられたため変な憶測を生むこともなく『こち亀』は穏やかに完結を迎えました。

連載終了の1番の理由としては、「40周年で200巻という非常に区切りが良いタイミングだったから」というのが大きいです。

発表の1年前には終了を視野に入れていたこともあり、この機会を逃すと「『こち亀』としてだけでなく両津勘吉としても中途半端になってしまう」と連載終了を決意したようです。

新作の連載に集中したいから

『こち亀』の連載終了の発表がされた際に、理由の1つとして「新作に取り組みたい」という作者の気持ちがあったことも述べられています。

40年間一度も休まずに連載を続けてきた作者の「区切りの良いこのタイミングで『こち亀』を終えて新作に挑みたい」という気持ちを編集部が汲んことで連載終了が決定されたようです。

『こち亀』の連載自体は終了しましたが、作者の新作が発表されたり読み切りという形で『こち亀』がジャンプに特別掲載されたりなどしています。

作者からも「 機会があれば時々遊びにいくぐらいはいいかなと思ってます」というコメントがあるように、連載が終わったからと言って両津勘吉が完全にいなくなるわけではないようです。

主人公両さんらしい終わりのため

『こち亀』の連載終了の発表の際に、作者の健康には何の問題もないことが告げられています。

しかし作者がかなりの高齢であり、突然何かが起こる可能性もあります。

作者曰く「両さんはお祭りごととかお祝いが大好きなので、みんなに祝っていただいているときにスッと消える感じが両さんらしい」のだと明かしています。

両さんを突然終わらせるよりも、0周年というおめでたい日を祝いながら終わらせたいという作者の思いが連載終了に繋がったといえます。

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