GTOがつまらないと言われる理由4選

倫理的に受け付けないから

『GTO』は1997年から連載が開始され、1998年にはドラマ化がされて最終話の視聴率35.7%をたたき出した人気漫画作品です。

1999年にはアニメ化もされており、アニメやドラマは原作の過激な部分をマイルドに改変して放送されました。

原作では「エリートは変態や犯罪者ばかりだが、不良には良い人が多い」という作者の偏見が大いに反映されています。

不良生徒が明らかに犯罪を犯しているのに最終的に曖昧に済まされていたりと、「可哀想な背景があれば何でも許される」といった展開も珍しくありません。

不良への賛美が度を超えている作品なので、その価値観についていけない読者からはおもしろくないといった評価をされてしまいます。

破天荒すぎるから

『GTO』では周囲の登場人物たちだけでなく主人公自身の破天荒さが目立つ作品です。

そもそも主人公が教師になった理由が「女子高生といろいろできるから」という不純なものであり、大学の入試や単位取得などは全て替え玉君がこなしています。

主人公のやることすべてが破天荒の極みであり、作風も相まってどことなく普通であることを見下している風潮があります。

不良ものである以上仕方ない部分もありますが、その破天荒さが行き過ぎていると感じてしまう読者も多かったようです。

クズすぎるから

『GTO』は崩壊しているクラスを破天荒な教師が立て直す物語であるため、いじめや不登校、援交などといった数多くの問題が描かれています。

そのどれもかなり胸糞悪い描写が多く存在し、見ているだけで気分が悪くなるものも珍しくありません。

いじめ問題では全裸にして撮影をするといった悪質なものが登場したり、給食にゴキブリを混入させるといった非常に嫌悪感の強いものも登場します。

その登場人物の過去にどういった背景があったにせよ、読者が「内容がクズすぎて見ていられない」と感じてしまうほど非道な行いが描かれています。

内容が薄っぺらいから

『GTO』では不良たちが周囲へ迷惑をかけても、最終的には周りの大人たちが悪いという結論になりがちです。

そもそも主人公に教師の資質があまり無く、目上の人間などには暴言暴力当たり前なのに教え子たちには激甘な対応をします。

そして主人公自体が子供のころからルールを無視した破天荒ぶりだったのに、教え子たちに説教する際には責任を大人に転嫁したりとやりたい放題です。

そのため主人公の説教の内容も薄っぺらく基本的に主人公の考えを押し付けるものばかりなので、聞いていて気持ちのいいものではありません。

不良の厚生漫画にありがちな心に響く言葉は、その言葉を告げる人自身に感動を与える土台が無いと成立しません。

『GTO』の主人公にはその土台がないため、終始内容が薄っぺらく感じてしまうのは仕方がありません。

GTOがつまらないというネットの反応まとめ

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