ワンピース982話ネタバレと感想【無礼者meets無礼者】

今回は、『ワンピース』982話【無礼者meets無礼者】のネタバレと感想、考察していきたいと思います。

 

前回のお話では、鬼ヶ島のドームへと侵入していたルフィ、ゾロ、キッド海賊団たちがとうとう城の内部に侵入を果たします。

数々の強敵たちに苦戦していましたが、スクラッチメン・アプーの能力も見事に攻略しました。

 

一方、錦えもん率いる東軍は、未だ敵に見つかることなく、順調に進軍していきます。

錦えもんたちが入手していた鬼ヶ島の地図が古かったため、鬼ヶ島内部の地形などが変わっており、急遽作戦を変更しました。

東軍の半分は、予定通りに鬼ヶ島の城裏口へ向かいます。

もう半分は、途中で鬼ヶ島のドーム内部へ潜入し、カイドウとの決戦まで、息を潜めます。

また、ドーム侵入組のナミやしのぶ、キャロット、などは、モモの助の救出も担当することとなりました。

 

しかし、二手に分かれようとしたところに、ビッグ・マムが現れたのです。

一行は、即座に身を隠します。

逃げ遅れたのは、チョッパーとブラキオタンク5号を操縦するウソップでした。

ビッグ・マムと見つけ合うチョッパー。

この後一体どうなるのでしょうか?

 

ビッグ・マムの子供たちは、相変わらず、ワノ国に入国するために、滝登りをしていました。

とうとう滝の頂上に辿り着き、ワノ国へ入国できるというところに、空からやって来た敵によって、襲われてしまいます。

ビッグ・マムの子供たちは一度、大看板のキングによって、滝登りを邪魔されていたため、またキングの仕業だと思いました。

しかし、今度は違います。

 

そこに現れたのは、元白ひげ海賊団一番隊隊長のマルコでした。

マルコは、クイーン・ママ・シャンテ号を突き飛ばし、滝の下へと落としてしまいます。

クイーン・ママ・シャンテ号が落下していく横をもう一隻の船が滝登りで上がってきている様子が確認できました。

なんと、ネコマムシがやっとワノ国へ到着したのです。

さらにネコマムシと共に船に乗っていたのは、元白ひげ海賊団16番隊隊長のイゾウでした。

 

新たな戦力を従えて、合流するネコマムシたち。

鬼ヶ島内部では、徐々に敵との遭遇も見られます。

そろそろ戦いも始まりそうです。

 

それでは982話のネタバレ、感想、考察をしていきましょう!

カン十郎ついにカイドウに合流

鬼ヶ島

出典:ONEPIECE

鬼ヶ島の城内部、カイドウとオロチたちから982話は始まります。

カイドウの息子であるヤマトを探す任務にあたっているはずの飛び六胞でしたが、ブラック・マリアはカイドウの接待をしている様子です。

フーズ・フーやササキなど、元海賊の船長だった飛び六胞は、ヤマトを必死に探し、大看板と戦いたいように見えました。

ブラックマリアは、大看板などにはあまり興味がないのでしょうか?

ヤマト捜索の任務には就かず、カイドウと宴会を楽しんでいます。

 

ブラックマリアについて、初登場時から気になっていたことがあります。

それは、ブラックマリアの体格の大きさです。

他の飛び六胞と比べてみても、明らかに大きな体格をしていました。

今回、カイドウの横で接待する様子が描かれていましたが、カイドウの身長と差ほど変わらないことが分かりました。

『ワンピース』の世界の人間は、普通の人間であってもかなり大きな身長の人物もいます。

カイドウやブラックマリアが普通の人種の可能性もあります。

しかし、ブラックマリアに関しては、巨人族などの他の人種の血が混ざっている可能性もあると思います。

飛び六胞たちの能力も気になるところですが、カイドウの仲間になるまでの過去や、プロフィールなども気になるところです。

オロチの油断

黒炭オロチ

出典:ONEPIECE

久々にオロチも登場しました。

光月家の亡霊たちの存在にずっとビクビクしていましたが、光月家を倒したと思っているため、心の底から宴会を楽しんでいますね。

すでに、お酒も入り、酔っぱらっています。

 

カイドウも知らなかった、スパイであるカン十郎の存在。

オロチは、カン十郎の働き、存在のおかげで、完全に油断し、光月家は途絶えたと思い込んでいます。

 

海賊王、ゴール・D・ロジャーとラフテルに到達し、世界の全てを知ったおでん。

カイドウは、おでんの家臣である赤鞘九人男たちに、聞きたいことがあると過去に話していました。

カン十郎もまた、おでんの家臣の一人で、おでんから信用されていました。

ラフテルへの手がかりをカン十郎が知らなかったため、赤鞘九人男たちにラフテルのことを聞いても意味がないと、残念そうなカイドウが描かれています。

カン十郎、到着

黒炭カン十郎

出典:ONEPIECE

カン十郎は、20年間ずっと光月家の家臣だと思われていました。

オロチの家来として、光月家に潜入していることは、オロチしか知りません。

カン十郎が鬼ヶ島へ帰還して、オロチの元へ向かう道中も数々のカイドウの部下に遭遇しましたが、敵に勘違いされる始末。

カン十郎は、鬼ヶ島の複雑な道と、カイドウの部下たちの邪魔のせいで、なかなか前に進むことができず、到着が遅くなってしまっていたのです。

そして、ようやくカイドウ、オロチと合流することに成功しました。

 

勢いよく、カイドウとオロチがいる部屋に乗り込んできたため、敵襲ではないかと、カイドウの部下たちはざわつきます。

その様子を見たカイドウは、カン十郎が同士であることを伝え、場は収まりました。

 

道中に襲ってきた、カイドウの部下たちは全員倒してきた様子。

ルフィやゾロたちが、カイドウの部下たちに苦戦していました。

カン十郎は、無傷でカイドウ、オロチの元へ辿り着いているため、相当な強さを隠していることが分かります。

 

カン十郎は、早速連れてきたモモの助をカイドウ、オロチに見せます。

モモの助は、体中傷だらけで見るも無残な姿になっていました。

 

最後にモモの助が描かれた際は、カン十郎に連れられ、カイドウとオロチの元へ向かっていました。

道中で、カイドウの部下に襲われ、カン十郎がカイドウの部下を倒していました。

モモの助は、倒されたカイドウの部下が持っていた武器を見て、何やら企んでいる様子でしたね。

 

どうやら、カイドウの部下が持っていた武器で、縄を解き、逃げ出そうとしたようです。

以前のモモの助であれば、泣いて、カン十郎に連れられるだけだったでしょう。

敵わないと知りながらも、カン十郎に抵抗したのは、ルフィたちとの冒険で、モモの助が成長した証だと思います。

 

カイドウやオロチは、おでんと同じ光月家を背負うモモの助のことを弱いとバカにしています。

ブラックマリアだけは、敵ながら血だらけのモモの助に対して同情しています。

光月の家臣は生きている

光月家の墓

出典:ONEPIECE

カン十郎が帰還し、モモの助を捕えることにも成功したため、オロチは完全に安心し、宴会を続けようとします。

ここで、カン十郎は最も重大な、報告をします。

侍たちの奇襲作戦の阻止に失敗したことです。

つまり、今もまだ、光月の家臣たちは生きており、鬼ヶ島へ攻めてこようとしていることが、カイドウとオロチにとうとうバレてしまいます。

 

光月家の生き残りがいることを恐れていたオロチにとっては、最悪な報告だったことでしょう。

侍たちが鬼ヶ島へ攻めてくることを恐れ始めます。

 

すぐにでも、守りが強化されるかと思いきや、オロチの部下である福ロクジュが現れます。

福ロクジュ曰く、鬼ヶ島の港には、侍たちが乗ってきたであろう船が停泊している様子がなく、まだ鬼ヶ島には到着していないとのことでした。

錦えもんたち、侍が逃げる手段などいらないと乗ってきた船を沈めたおかげで、鬼ヶ島への侵入がバレずに済みました。

 

すでに、鬼ヶ島に侵入し、敵と戦っている、ルフィ、ゾロ、キッド、キラーの四人の存在が福ロクジュによって報告されます。

麦わらの一味とキッド海賊団のメンバーが鬼ヶ島に侵入していることは予想されましたが、侍たちはまだ鬼ヶ島島内で見つかっていません。

もし、侍たちが見つかり、攻めてきたとしても、圧倒的な兵力の差とカイドウ、オロチ軍の全戦力が鬼ヶ島に集まっていることから、鬼ヶ島は安全だと断言しました。

ブラックマリアも余裕の表情を見せており、宴を続けようとします。

 

しかし、オロチの顔は真っ青です。

オロチは、侍たちが死んだという報告を聞かない限り、安心することはできないのです。

カイドウという強大な盾を持っていながら、なぜ錦えもんなどの侍、光月家のことを恐れるのでしょうか?

オロチのビビり方は少し異常とも言えます。

もしかしたら、オロチが光月家を恐れる理由が何か隠されているのかもしれませんね。

 

オロチは、ブラックマリアからモモの助を奪い取ります。

侍たちが攻めてくる危険があろうとも、光月家の生き残りは、オロチの目の前にいます。

モモの助を殺してしまえば、光月家は途絶えてしまい、カイドウとオロチに勝利です。

 

オロチは、光月日和が生きていることも知らないのでしょう。

錦えもんやルフィたちも、知らないことが多いですが、カイドウやオロチたちも敵の状況をあまり把握できていない様子です。

侍たちの船がないと安心していますが、すでに、一部の兵力は、鬼ヶ島のドーム内部へ侵入を始めています。

しかも、カイドウの部下に変装しているため、おそらくバレるのには、時間がかかりそうです。

 

ただモモの助を殺すというオロチの判断は、正しいのかもしれません。

オロチただ一人に危機感があるため、後は周りがオロチの危機感を察知して、素早くモモの助の処刑の準備を進めるかどうかが鍵になってくるように思います。

ネコマムシ、遅れて参戦

ネコマムシ

出典:ONEPIECE

とうとう、ネコマムシもワノ国に到着しました。

すでに滝登りを終えて、鬼ヶ島を目指します。

 

鬼ヶ島の外周から、鬼ヶ島の城裏口を目指す、ハートの海賊団と赤鞘九人男たちは、ネコマムシと連絡を取ることに成功しました。

すでに、鬼ヶ島の城裏口を目指して進み始めている赤鞘九人男たちとは違い、ネコマムシはワノ国に入国したばかりです。

ろくに状況の確認もしないままに、ネコマムシに電電虫を切られてしまいました。

 

ネコマムシに、マルコ、イゾウと大きな戦力を持っていますが、カイドウ討ち入りに間に合わなければ意味がありません。

さらに、鬼ヶ島周辺は複雑な海流が重なりあっているために、普通の船では、鬼ヶ島の正面からしか侵入することができないのです。

おでんの仇を討ち、おでんの思いを遂げたいのは、赤鞘九人男たち全員同じ思いです。

全員でカイドウを討ちたいはずなのです。

最速で鬼ヶ島に向かったとしても、ネコマムシが間に合うのかわからない状況ですが、今はネコマムシを信じるしかありません。

 

一方的に電電虫を切ったネコマムシでしたが、すでに討ち入りを開始している仲間たちに追いつくための名案がある様子です。

どのように、追いつくつもりなのでしょうか?

南軍、傳ジローの動向

傳ジローとササキ

出典:ONEPIECE

傳ジロー率いる、南軍も、順調に進軍しています。

道中に出会ったのは、飛び六胞の一人である、ササキでした。

傳ジローは、元々狂死郎と名を変えて、カイドウ、オロチ側にいたため、ササキとも顔見知りです。

 

ササキも傳ジローのことを疑いもせず、話しかけてきます。

ササキは、ヤマトが失踪したため、探しているということを傳ジローに伝えました。

ヤマトが失踪している情報が、傳ジローに伝わったことで、今後の展開がどのように変わるのか気になるところです。

 

ササキが完全に傳ジローを信頼し、油断している隙を突いて、ササキを捕えることに成功しました。

 

東軍と同様に、南軍も半分は、予定通りに城の裏口を目指します。

もう半分は、ドーム内部へ潜入を始めます。

ビッグ・マムvsウソップ&チョッパー

プロメテウス

出典:ONEPIECE

ビッグ・マムと遭遇してしまったチョッパー。

ルフィを追ってきたビッグ・マムにとって、狙うはルフィの首です。

思わぬところで遭遇したチョッパーを見て、追いかけ始めます。

大砲で攻撃しながらも、逃げるウソップとチョッパーですが、ビッグ・マムには大砲が全く効きません。

 

東軍が進んできた道を戻るように逃げていく、チョッパーとウソップのおかげで、ビッグ・マムは遠ざかっていきます。

隙を突いて、身を隠していた他の東軍はそれぞれの道を進み始めました。

 

ナミ、しのぶ、キャロットもドーム内部へ侵入していきました。

しかし、その道中、ビッグ・マムの化身であるプロメテウスに遭遇してしまいます。

ナミは、ビッグ・マムの化身の一人であるゼウスを誘拐していったため、プロメテウスはナミを覚えており、ビッグ・マムを呼び戻してしまったのです。

ナミ、大ピンチですね。

無礼者と無礼者

ルフィとうるティ

出典:ONEPIECE

飛び六胞のうるティとページワンは、カイドウの命令でヤマトを探します。

いつものようにうるティが自由奔放にページワンを振り回していますね。

 

うるティとページワンの近くを通りかかったのは、ルフィです。

うるティとページワンがじゃれ合いをし、階段から転がり落ちた先にいたルフィ。

うるティとルフィがついに遭遇してしまいました。

 

ルフィもうるティも格上の相手に対して臆することなく、失礼な言動をしてしまいがちです。

982話のタイトル、『無礼者meets無礼者』の意味がよくわかりましたね。

ルフィとうるティは出会って早々、一発触発。

お互いを睨み合って、982話は幕を閉じます。

感想

鬼ヶ島にいる様々なキャラクターの動向が一気に分かった回でした。

 

鬼ヶ島の城裏口を目指すのは、ハートの海賊団と赤鞘九人男たちです。

彼らは、鬼ヶ島の外周を潜水艦で、バレないように周り込みます。

 

やっとワノ国に到着したネコマムシも、マルコとイゾウを連れて鬼ヶ島の城裏口を目指します。

カイドウの討ち入りまでに、無事合流することができるのでしょうか。

また、一気に追いつくための秘策とは一体何なのでしょうか?

 

鬼ヶ島に侵入した東軍は、錦えもんが兵士を率いて城の裏口を目指します。

またドーム内部へ侵入し、モモの助の救出に動き出したナミとしのぶ、キャロット。

プロメテウスに侵入がバレてしまい、大ピンチです。

一方、同じく東軍だったウソップとチョッパーは、ビッグ・マムに見つかり、こちらも大ピンチ。

 

南軍を率いる傳ジローは、順調に進軍し、城の裏口を目指します。

 

敵の状況と言えば、カイドウ、オロチは、カン十郎との合流を果たします。

ついに、ルフィたちの鬼ヶ島への侵入も報告されてしまいました。

モモの助の処刑準備の命令が下ったため、一刻を争う状況になりそうです。

 

飛び六胞のブラックマリアはカイドウと共に行動し、フーズ・フーは、ヤマトを探します。

ササキもヤマトを探していましたが、傳ジローによって捕まってしまいました。

うるティとページワンもヤマトを探す途中にルフィと遭遇します。

 

現在動向が分からないのは、フランキー、ブルック、ロビン、ジンベエ。

飛び六胞の一人、X(ディエス)・ドレークの動向も現状不明です。

カイドウの息子であるヤマトも正体は誰なのか、どこにいるのか一切不明で、登場が待ち遠しいですね。

大看板の三人もまだ目立った動きは見られません。

今後どのように動くのか、強大な力を持っている人物たちなので、気になります。

散々な扱いをされているビッグ・マムの子供たちも未だにワノ国に入国すらできていない状況です。

もし入国して、カイドウ側についたとなれば、ルフィたちを苦戦させるに違いありません。

 

登場人物が多いので混乱してしまいますが、ざっとまとめてみました。

徐々にバラバラに行動し始めているので、誰と誰が戦闘になるのかわからなくなってきました。

麦わらの一味の戦いが早く見たい気持ちもありながら、侍たちに倒してほしい敵もたくさんいます。

そろそろ一騎打ちが描かれそうな雰囲気もあるので、今後の展開が楽しみです!

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