今回は大人気漫画ONE PIECEの中で、面白くないという声が多い『フォクシー海賊団編』についてその理由をまとめました。
フォクシー海賊団編のあらすじ
フォクシー海賊団編とは、空島から海へ帰ってきた麦わらの一味がはじめにたどり着く『ロングリングロングランド』という島での物語です。
そこで出会ったのは、負けた相手から仲間や海賊旗を貰えるゲームの『デービーバックファイト』を行なうフォクシー海賊団でした。
麦わらの一味もフォクシーにまんまと乗せられゲームをすることになり、卑怯な手を使われるも最終的には勝利するのでした。
その次に着いた島で海軍大将の青キジと遭遇しロビンが氷漬けにされてしまい、青キジとルフィの一騎打ちがはじまりますがルフィも氷漬けにされてしまいます。
しかし青キジはクロコダイルの件で借りがあるからとそのまま去り、麦わらの一味はルフィとロビンの回復を待って出航するまでの話となります。
コミックスでは32巻 第304話『長い島の冒険』から34巻 第321話 『一騎討ち』まで、アニメでは207話『ロングリングロングランドの大冒険』から228話『ゴムと氷の一騎打ち!ルフィVS青キジ』までです。
フォクシー海賊団編がつまらない・面白くないと言われる理由は?
ONE PIECEコミックス33巻表紙/shueisha.co.jpより
フォクシー海賊団編が面白くないと言われる理由はおもに3つあります。
1つめは、敵の魅力が少なく弱い。
2つめは、いつものバトル系のストーリーじゃない。
3つめは、感動するシーンがあまりない。
この3つの声が多く挙げられますので、1つずつ見ていきたいと思います。
敵の魅力が少なく弱い
ONE PIECEトレクル公式Twitterより
今回の敵は『フォクシー海賊団』で、戦闘能力に関しては当時の麦わらの一味よりも格下に思えてしまいます。
その理由は直前に戦っていたのが、『神』と呼ばれるゴロゴロの実の能力者であるエネルだったので見劣りしたことが大きな理由です。
またエネルと戦うまでの空島が本当にありたどり着けるのか?というところや、四神官との戦いもハラハラする場面が多い上での勝利となりました。
一方フォクシー海賊団編でハラハラする場面が少なめでした。
しかしフォクシー海賊団にもさまざまなキャラクターがおり、特に船長であるフォクシーのノロノロの実の能力はフォクシー本人のレベルが上がり、覚醒した時にはかなり厄介なものになると考えられます。
また船員はゲームで奪った寄せ集めであるにも関わらず、フォクシーをかなり慕っているところから、バギーのような不思議なカリスマ性も持ち合わせているので、今後レベルアップして再登場することがあればかなり見ものとなるでしょう。
いつものバトル系じゃない
ONE PIECEトレクル公式Twitterより
フォクシー海賊団編ではこれまでの戦いとは違い、ゲーム『デービーバックファイト』での勝負のため違和感がある。
明らかに戦闘能力では麦わらの一味が勝っているにも関わらず、ゲーム制であることやフォクシー海賊団の卑怯な手などがあり見ている側からすると、もどかしいと感じる場面もあったでしょう。
しかし今回の戦いがゲームであったからこそ見れた場面もあり、その中でもあの犬猿の仲であったゾロとサンジの協力プレイは今までは見られませんでした。
ですがフォクシー海賊団編以降、少しずつゾロとサンジがお互いを活かしたり協力したりする戦い方をするようになったのは、このゲームに2人で参加した経験があってこそだったとも言えます。
またこのゲーム中にはじめてゾロがサンジに「・・・おいコック、10秒手ェ貸せ」と言う場面も今では名シーンとなっています。
感動するシーンがあまりない
ONE PIECEコミックス33巻より
ONE PIECEでは、これまでたくさんの感動するシーンが描かれていますが、今回のフォクシー海賊団編はどちらかというとギャグ要素のストーリーに見えがちです。
そのためONE PIECEでの感動シーンが好きな人からすると、少ないと感じたのではないでしょうか。
しかしルフィがゲームに苦戦しボロボロになる中、「おれの仲間は誰一人死んでもやらん」と叫ぶシーンはこの当時、ルフィの仲間への熱い想いを感じた名シーンです。
また、このあとのウォーターセブン・エニエスロビー編でロビンを取り戻しにいくことへの伏線だったと思うと、読み返した時にまた熱くなるものがあります。
まとめ
以上が『フォクシー海賊団編がつまらない・面白くないと言われる理由』についてでした。
また今回のフォクシー海賊団編に出てきたゲーム『デービーバックファイト』が誕生したのは、あのロックス海賊団が結成された『海賊島ハチノス』ですので、もしかしたら今後またデービーバックファイトが行なわれたり、重要なことが判明する可能性もありますのでその点でも楽しみと言えるでしょう。
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