今回は35年以上も連載が続く『ジョジョの奇妙な冒険』が面白くないと言われる理由についてお話しします。
『ジョジョの奇妙な冒険』は連載期間もこれだけ長く、多くのコアファンがいる作品です。
しかし完結済みの1部から8部それぞれにおいて、ここが面白くないという声が挙がっているのです。
そこで今回はジョジョの1部『ファントムブラッド』から8部『ジョジョリオン』までの面白くないと言われる理由を1部ずつご紹介します。
ジョジョ1部が面白くない理由は?
ジョジョの奇妙な冒険 コミックス1巻表紙より
ジョジョ1部『ファントムブラッド』が面白くない理由は、はじめから2部『戦闘潮流』ありきで制作されており、1部ではまだジョジョの本当の面白さを感じにくいことです。
またジョジョを1部からリアルタイムで読んでいない人は、ジョジョ=スタンドという認識で読むことが多いです。
しかしジョジョ1部はまだスタンドという概念が出てこないため、思っていたジョジョと違って面白さに欠けると感じる人もいるでしょう。
また35年以上続く作品のため時代背景が違ったり、特に1部は昔ながらの王道熱血マンガだったので今から読むには古く感じてしまうことも理由の1つです。
ジョジョ2部が面白くない理由は?
ジョジョの奇妙な冒険 コミックス2巻表紙より
ジョジョ2部『戦闘潮流』が面白くない理由は、1部『ファントムブラッド』と同じ2つの意見が挙げられています。
1つめはどうしても古さを感じてしまうこと、2つめはスタンドという概念がまだないことです。
ジョジョ2部が連載されていたのは1987年から1989年ですので、古さを感じるのは仕方ないことと言えます。
しかし今、連載中の9部『The JOJOLands』まで続いているということは、それだけ時代に合わせてまたは先駆けてジョジョの物語が進化しているからでしょう。
それに2部はジョジョシリーズの中でも1番人気の主人公『ジョセフ・ジョースター』の物語です。
さらにジョジョならではの頭脳戦が描かれはじめたのが2部であり、ストーリーも濃く人気のシリーズなのです。
ジョジョ3部が面白くない理由は?
ジョジョの奇妙な冒険 コミックス12巻表紙より
ジョジョ3部『スターダストクルセイダース』が面白くない理由は、これまで王道バトル漫画だったことに対してギャグシーンが急に増えたことです。
単純にバトルものを見たい人からすると違和感があったのでしょう。
しかし実は3部がジョジョシリーズの中でも1番人気なのです。
3部からは今では多くの人が知っているスタンドという概念が描かれ、当時は目新しくかなり人気でした。
また3部の主人公『空条 承太郎』も人気が高く、ジョジョの主人公といえば承太郎を思い浮かべる人も多いでしょう。
ジョジョ4部が面白くない理由は?
ジョジョの奇妙な冒険 コミックス29巻表紙より
ジョジョ4部『ダイヤモンドは砕けない』が面白くない理由は、この頃からバトルの展開がパターン化されて単純になり先が読めてしまうことです。
しかし話自体が分かりやすくなったとも言えますし、物語は読み進めやすいでしょう。
また舞台が架空の町ではありますが日本となっており日常の中で物語が進むので、もっと非日常やトリッキーな話を求めている人からすれば物足りなく感じてしまうこともあります。
また敵キャラもいわゆるサラリーマンなので、Dioのような超人的な敵でないことも理由の1つです。
他には4部の主人公である『東方 仗助』がジョセフの不倫によって生まれており、ジョセフの不倫が許せず面白くないという意見もあります。
ジョジョ5部が面白くない理由は?
ジョジョの奇妙な冒険 コミックス47巻表紙より
ジョジョ5部『黄金の風』が面白くない理由は、途中でよくわからない能力が出てくるので拍子抜けしてしまうことがよく挙げられます。
例えば1つめは、ズッケェロのスタンドによる『船は2隻あった』のシーンです。
2つめはジョルノがアバッキオから出された通称アバ茶が飲めたものでないことに気づき、自分の歯をクラゲに変えてアバ茶を吸い取らせたシーンです。
このような、ファンでもこれはどういうこと?といまだに思ってしまう謎が出てきていたため、面白くないと思う人もいました。
また5部は4部の設定とは真逆のマフィアの話ですので、非日常すぎてなじみにくいことも1つの理由でしょう。
ジョジョ6部が面白くない理由は?
ジョジョの奇妙な冒険 6部 コミックス1巻表紙より
ジョジョ6部『ストーンオーシャン』が面白くない理由は、スタンドが複雑になっていることがよく挙げられます。
スタンドは精神を実体化したものですが、6部の舞台が刑務所でスタンド使いの精神がより複雑なため能力も難しくなっているのです。
また6部最後のプッチ神父による世界の一巡が急に始まり、ついていけなくなる人も多くいるようです。
さらに一巡の前に主人公『徐倫』なども死んでしまうので、結果的に6部は主人公が負けてしまい面白くないと思う人もいるのでしょう。
他には6部がこれまでのシリーズに比べて文字が多く読みにくいことも言われています。
ジョジョ7部が面白くない理由は?
ジョジョの奇妙な冒険 7部 コミックス1巻表紙より
ジョジョ7部『スティール・ボール・ラン』が面白くない理由は、6部最後に起きた世界の一巡によりパラレルワールドでの世界線で物語が進んでしまうことです。
この世界では一巡前に起きたことはすべて同じように起こるとされています。
ですが一巡前に死んだ人は登場できないので代わりに、その人そっくりの別人が配置されるのです。
例えば6部の主人公である『徐倫』は一巡前に死んでしまっているので、一巡後の世界には登場しません。
その穴抜けになったところを徐倫のそっくりさんのような『アイリン』が登場するのです。
まったくの別キャラでもないため、徐倫が好きだった人からすると似ているということで余計にもどかしい気持ちになってしまいます。
他には7部で登場するスタンドが過去シリーズのスタンドと似ているという声も挙がっていました。
ジョジョ8部が面白くない理由は?
ジョジョの奇妙な冒険 8部 コミックス1巻表紙より
ジョジョ8部『ジョジョリオン』が面白くない理由は、ミステリー色が強くこれまでのジョジョらしいバトルをたくさん見たい人は面白くないと感じてしまうことです。
8部の主人公である『東方 定助』は登場時、記憶喪失であり定助が記憶を取り戻していくにつれてジョジョらしさが出てきます。
しかしバトルを見たい人にとっては、それまでが長くつまらないのです。
またやっと戦闘シーンがはじまったと思っても、今までの身体を使ってのガッツリした戦闘ではありません。
敵が陰湿な戦い方をするので、もっとこれまでのような痛快な戦いを見たい人にとっては面白くないと感じてしまいます。
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